プラネックス、自転車のハンドルに取りつけ可能なオーディオプレーヤー

プラネックスコミュニケーションズは22日、バイシクルポータブルオーディオプレーヤー「PL-BPAP」シリーズを発売した。価格はオープンで、市場価格は9,800円前後と予想される。

PL-BPAPは、自転車での使用をメインの目的としたデジタルオーディオプレーヤー。非常にシンプルで、液晶パネルなどは装備していない。また、演奏方法は、全曲シャッフル、全曲リピートの2種類で、操作系も、電源、オン/オフ/再生/一時停止のためのボタンと、スキップボタン、音量コントロールしか装備されていないが、それは、自転車で使用するという目的に特化したためのスタイルのため。PL-BPAPには、ハンドルバーに取りつけるためのブラケットが付属しているが、ブラケットに取りつけた際には、すべての操作ボタンが、ユーザーの側に配置され、乗車時の操作性を確保している。なお、ブラケットを自転車のハンドルバーに取りつけるための部品は、大小2種類のサイズが用意されている。大きいほうが3.5cm径で、小さいほうが2.5cm径。それらの内側に、振動防止のための緩衝材を納め、ねじ止めするという形になる。プレーヤーは、ワンタッチでブラケットへの取りつけ/取り外しが可能だ。

自転車に特化したプレーヤーであるPL-BPAPには、モノラルタイプのスピーカーも内蔵している。「交通の方法に関する教則」に、ヘッドホンを使用して運転を行わないと、記載があるほか、実際に、遮音性の高いヘッドホンを装着しての運転は相当に危険だ。

使用可能なファイルフォーマットは、384kbpsまでのMP3/WMA。DRMには対応しない。内蔵メモリ容量は2GB。電源は充電式リチウムイオンバッテリーで、USB経由で充電を行う。フル充電に必要な時間は約6時間で、再生時間は、スピーカー使用時で約9時間、ヘッドホン使用時で約60時間となる。なお、USBポートとヘッドホン端子は共用となっている。サイズは、直径約32mm×長さ約88mmm、質量は約106g。