宅間孝行、うつみ宮土理らが20日、都内にて東京セレソンデラックスの舞台『流れ星』の公開稽古に参加した。

左から、山田まりや、宅間孝行、うつみ宮土理

東京セレソンデラックスは、ドラマ『花より男子』などを手がけた、宅間孝行が主宰する人気劇団。3年ぶりに再演される同作は「夫婦愛」をテーマとし、熟年離婚を考えていた妻が、夫の急死後に魔法使いと出会い、結婚前の昭和45年にタイムスリップして……という物語だ。

初演にひき続き、妻役を演じるのはうつみ宮土理。そもそも、同劇団の舞台を観て感動したうつみが「ノーギャラでも出演したい!」と劇団に飛び込んできたのが、同作が生まれたきっかけだとか。思い入れがあるだけに、うつみは「(宅間は)世の中でいちばん素晴らしい演出家さんです! どこまでもついていきます」と終始ご機嫌。練習中の様子を問われた山田が、「宅間さんは普段は優しいのに、稽古が結構"バイオレンス"で(笑)」と言うと、すかさずうつみが「バイオレンスというか、愛のある厳しさ。みんなに平等なんです!」とフォローするなど、"愛"を見せつけた。

初演と比べ、「深くなっている」という自身の演技に「3年前より大人になりました」と話すうつみには、「もうだいぶオトナですよ(笑)」と報道陣からはツッコミも

また、心を奪われたのは(夫の)愛川さん以来? という質問に、うつみは「キンキンとはまた違います。俳優さんとして、脚本家さんとして、演出家さんとしてかっこいいです。不良役も素敵だし、筋肉もあるし……」とベタ惚れ状態。これには、山田も「キンキンとは真逆でびっくりしますよね(笑)」とツッコんでいた。

宅間から出演オファーを受けた山田は、「見た目はキラキラなのに、育ちは悪そう」という"魔法使い"役が、「周りからぴったりだね、と言われます(笑)」と

もちろん最後は、うつみが愛する宅間とつくりあげた自信作について「この舞台を観て、あったかい気持ちになってください」とアピール。宅間も、「笑いもあり、らくーに観られる舞台です。演劇ギライな人にも来てほしいですね。生まりやと生ケロンパが観られます(笑)」と訴えていた。

『流れ星』は、シアターサンモール(東京・新宿)にて2009年5月20日(水)~6月14日(日)の期間で上演(地方公演あり)