AMD、ノートブック向け新GPU「Mobility Radeon HD 4000」シリーズを発表

AMDは、ノートブック向けのグラフィックスチップ「ATI Mobility Radeon HD 4000シリーズ」を発表した。DirectX 10.1に対応しているほか、ATI Avivo HDに対応するなどHD環境への対応をアピールしている。GPUを非グラフィックス用途でも活用できるATI Stream、3D性能を向上させるCrossFireXなどとともに、ノートブック向けとして省電力機能ATI PowerPlayやATI PowerXpress、ATI Switchable Graphics、外部GPUを接続するATI XGPにも対応している。

Mobility Radeon HD 4000シリーズは、デスクトップ向けGPUと同様に、Mobility Radeon HD 4800、同4600、同4500、同4300がラインナップされ、さらに細かな製品バリエーションが用意されている。Mobility Radeon HD 4800には、4870と4850の2つのラインナップが用意されている。それぞれ800基のストリームプロセッサを備え、Mobility Radeon HD 4870には1GBのGDDR5メモリが、Mobility Radeon HD 4850には512MBのGDDR3メモリが採用されている。そのほかMobility Radeon HD 4870のスペックは、GPUクロックが680MHz、メモリクロックが700MHz(DDR:1400MHz)、Mobility Radeon HD 4850のスペックはGPUクロックが550MHz、メモリクロックが700MHz(DDR:1400MHz)。

Mobility Radeon HD 4600シリーズは、メインストリームノートブック向けのGPU。ストリームプロセッサ数は320基とされている。Mobility Radeon HD 4670のスペックは、GPUクロックが680MHz、メモリクロックが800MHz、メモリには512MBのGDDR3メモリを採用している。Mobility Radeon HD 4670のほか同4650もラインナップされている。

そのほかMobility Radeon HD 4500シリーズにはMobility Radeon HD 4570と同4530がラインナップ。Mobility Radeon HD 4300シリーズはMobility Radeon HD 4330のみ1製品がラインナップされている。