米Intelは8日(現地時間)、SSD(Solid State Drive)の「X25-M」「X18-M」の出荷を開始したと発表した。MLC(Multi Level Cell)を採用したコンシューマ向けの普及型モデルで、X25-Mは2.5インチのSATA、X18-Mは1.8インチのSATAにそれぞれ対応する。今回出荷されるのは160GBと80GBの2種類のモデルのうち、80GB版のほう。他社のMLC-SSD製品と比較してパフォーマンスと寿命が高い点が特徴だと同社では説明する。1000個購入時の製品単価は595ドルとなっている。

今回出荷が開始されたIntelのSSDは、同社が8月に開催した開発者会議「Intel Developer Forum(IDF)」で発表されたもの。前述のようにパフォーマンスと製品寿命の点で従来品を上回ることをセールスポイントにうたっている。Intelによれば、X25-M / X18-M両製品の160GB版のサンプル出荷も今年第4四半期中にも開始する計画だという。またMainstreamを意味するMシリーズに対し、ハイエンド向けのExtremeを意味するEシリーズの「X25-E」の提供も同社では予定している。こちらはSLC(Single Level Cell)を採用してさらに高パフォーマンス・高信頼性を目指したモデルとなっており、容量は32GB版と64GB版の2種類がある。X25-E 32GB版については、今後90日以内の出荷開始となる。