日本通信は21日、ドコモのFOMAネットワークを利用した、法人向けのモバイル3Gデータ通信サービス「I・Care3G(アイ・ケア3G)」を発表した。28日より提供を開始する。

I・Care3Gは、NTTドコモのFOMAネットワークとの相互接続を利用したMVNO(仮想移動体通信事業者)サービス第2弾。業務内容に応じて、定額料金を設定できる「ジャスト・フィット定額料金」で提供される。ユーザー企業と日本通信との間で、データ通信の利用内容や使用するアプリケーションの種類などを調整し、最適な料金を設定できるという。加えて、企業ごとに専用ソフトウェアをカスタマイズするほか、コールセンターでのサポート提供も行うとしている。

ZTE製のI・Care3G用データ通信端末

提供されるデータ通信端末は、ZTE製のUSB接続の3Gデータ通信端末。既に一般ユーザー向けに提供が開始されている「b-mobile3G」と同一。しかし、企業の情報漏洩対策に対応するため、microSDメモリースロットは非搭載。そのため、b-mobile3Gでは可能だった、USBメモリとしての使用はできない。