「Endeavor MT7900」

エプソンダイレクトは、メンテナンス性とコストパフォーマンスを向上、チップセットにIntel G31 Express+ICH7Rを搭載するなど機能向上を実現したミニタワーPC、「Endeavor MT7900」の発売を発表した。価格は5万5,650円から。

MT7900は「Endeavor MT7800」の後継となるモデル。今回、筐体デザインが新しくなり、側面部にあるCPUファンの通風孔をメッシュ構造に変更。また、床のホコリを吸いにくい位置に吸気口を配置し、前面部もフラットな形状になりホコリがたまりにくくなっている。また、HDDベイがカバー側に回転するHDDスイングアクセスを採用し、HDDの増設や交換が簡単にできるようになった。

HDDベイがカバー側に回転するHDDスイングアクセスを採用

HDDスイングアクセスにより、マザーボード上への配線なども行いやすくなった

チップセットにはG31 Express+ICH7Rを採用。CPUはCeleron 430、Pentium Dual-Core E2200、Core 2 Duo E4600 / E8300 / E8400 / E8500、Core 2 Quad Q6600から選択可能。メモリはPC2-5300 DDR2 SDRAMを512MB~4GBから指定できる(最大4GB)。

HDDは3基内蔵可能のSATAⅡを80GB~1TBから選択可能。オプションのRAID機能が増え、SATAⅡ RAID 0を320GB/500GB、SATAⅡ RAID 1を80GB/250GB、SATAⅡ RAID 5を160GB/500GBから選択できる。

光学ドライブはDVD-ROMドライブ、コンボドライブ、2層書込対応スーパーマルチドライブを用意。拡張スロットは、PCI Express x16を1基、PCIを3基搭載。PCIは2基がフルサイズのPCIボードが装着可能だ。

前面部のUSB2.0ポートが全モデルから1個増えた3個になっており、幅広のUSBデバイスでも同時に使用できるようにポートの間隔が広くなっている。背面にはUSB 2.0×4を搭載。その他、シリアルポート、パラレルポート、ギガビットLAN、TPMセキュリティチップなどを装備する。

OSはWindows Vista Ultimate SP1、Business SP1、Home Premium SP1、Home Basic SP1、Business SP1 ダウングレード(XP Professional)から選択できる。

本体サイズは、179(W)×396(D)×368(H)mm(突起部を除く)、質量は約9.8Kg(基本構成時)。

なおMT7900は、OA機器に対する省エネルギー基準である国際エネルギースタープログラム Ver.4.0をクリア(構成によっては適合外)。経費節減とともに環境への配慮にもなる省電力PCとなっている。

最小構成例

CPU Celeron 430(1.8GHz)
チップセット Intel G31 Express+ICH7R
グラフィックス機能 チップセット内蔵
メモリ 512MB
HDD 80GB(SATA II、7200rpm)
光学ドライブ DVD-ROMドライブ
サウンド インテル ハイ・デフィニション・オーディオ
通信機能 ギガビット対応有線LAN
キーボード & マウス 109キーPS/2キーボード、ホイール付きPS/2オプティカルマウス
OS Windows Vista Home Basic with SP1
価格 5万5,650円

(井上達矢 / デジタル・コンテンツ・パブリッシング)