シャープは19日、AQUOSブルーレイの新モデル「BD-HDW30」「BD-HDW25」「BD-HDW22」、シアターラックシステムの新モデル「AN-AR300」を発表した。発売は、AQUOSブルーレイが7月1日、AN-AR300が8月1日を予定しており、価格はオープン。市場価格はBD-HDW30が28万円前後、BD-HDW25が18万円前後、BD-HDW22が15万円前後、AN-AR300が8万円前後と予想される。

AQUOSブルーレイの新モデル「BD-HDW30/25/22」

BD-HDW30/25/22は、MPEG-4 AVC/H.264トランスコーダーを搭載したブルーレイレコーダー。それぞれ1TB/500GB/250GBのHDDを搭載する。チューナーはデジタル×2/アナログ×1。

HDDとBDに5倍の長時間記録が可能なAQUOSブルーレイ「BD-HDW30」「BD-HDW25」「BD-HDW22」

最大の特徴となっているのが、業界最長となるフルハイビジョンの5倍速録画に対応している点。2層メディアを使用した場合、最大で21時間以上フルハイビジョンのまま記録可能だ(BDへの5倍速での記録は、あらかじめHDDに5倍速で録画しておく必要がある)。また、2~3倍モードで録画した場合には、フルハイビジョン映像だけでなく、DRモード(TS録画)のように、5.1chのサウンドや、番組連動データも記録可能だ。また、DRモードで録画した番組をBDにダビング/コピー/ムーブする際に、BDの残量に合わせてMPEG-4 AVC/H.264でトランスコードすることも可能となっている。

また、液晶AQUOSとのリンク機能も強化されている。従来モデルでも、AQUOSファミリンクによって、液晶AQUOSとHDMIで接続することで、シームレスな操作が可能だった。また、液晶AQUOSやAQUOSオーディオを操作可能な「ファミリモコン」も付属していた。新モデルではこれに加えて「AQUOS純モード」を搭載。AQUOS純モードは、AQUOSの液晶パネルの特性に合わせた映像を出力するというもので、AQUOSとHDMIで接続した際にハイビジョン番組やBDソフトなどを高品位に再生可能だ。

シアターラックシステムの新モデル「AN-AR300」

「AN-AR300」は、911(W)×470(H)×428(D)mmというサイズの37/32V型のテレビにマッチするシアターラックシステム。

システムとしては、ドルビーバーチャルスピーカーによるフロントサラウンド。搭載しているアンプは2.1chで、実用最大出力120W(フロント25W×2/サブウーハー70W)。スピーカーはフロントが8cmフルレンジ×2でサブウーハーが16cm×1。

AQUOSファミリンクに対応したHDMI端子を入力×2/出力×1装備。AQUOSシリーズと接続した場合、AQUOS側のリモコンで、「AN-AR300」の電源やボリューム窓のコントロールが可能なほか、デジタル放送の視聴時には番組情報を読み取り、それにあったサウンドモードを自動選択させることも可能となっている。

37V/32V型の液晶AQUOSにぴったりなサイズのシアターラックシステム「AN-AR300」