ソニーは21日、シアターラックシステム「RHT-G900」を発表した。発売は4月21日を予定しており、価格はオープン。市場価格は11万円前後と予想される。

「S-Force PROフロントサラウンド」により、設置の自由度がアップしたシアターラックシステム「RHT-G900」。ブラビアリンクに対応

RHT-G900は、ブラビアリンクに対応したシアターラックシステム。32V型から46型のブラビアに対応する。本体前面に、フロント×2、センター×1、サラウンド×2、サブウーファー×1のスピーカーを組み込んでおり、5.1chのフロントサラウンド環境を手軽に構築することが可能だ。また、同製品では、すべてのスピーカーが前面に設置される同社独自の「S-Force PROフロントサラウンド」機能を装備し、ラックの横のスペースに家具を置くなど自由に使うことが可能だ。さらに部屋のコーナーなどへも設置可能となっている。

ウォークマンとデジタル接続が可能となる、デジタルメディアポートアダプター「TDM-NW10」

搭載されているアンプは32bit S-Master。実用最大出力は、70W×5+サブウーファーの120Wで、計470Wとなる。入出力端子は、HDMI入力×3に出力×1、光×3/同軸×1のデジタル音声入力、アナログ音声入力×1を装備する。また、デジタルメディアポート端子を装備しており、オプションのデジタルメディアポートアダプター「TDM-NW10」(オープンプライス:推定市場価格6,000円前後)を利用し、同社のウォークマン(NW-A820シリーズ、NW-A910シリーズ、NW-S710F/610Fシリーズ、NW-A800シリーズ、NW-S700F/S600シリーズ)をデジタル接続することが可能だ。接続したウォークマンのコントロールは、付属のリモコンから行うことができる。

ブラビアリンクにより、ブラビア側のリモコンのシアターボタンを押すだけで、音声の出力がテレビからシアターラック側に切り替わる。また、ボリュームなどのコントロールもリモコンで操作可能だ。さらに、ブラビアでデジタル放送を視聴している場合、そのEPG情報をもとに、番組の内容に適したサウンドフィールドに自動的に切り替える「オートジャンルセレクター」機能も搭載している。同機能で使用されるサウンドフィールドはSTANDARD、MOVIE、NEWS、SPORTS、MUSICの5種類。

このほか主な仕様は以下のとおり。

対応フォーマット ドルビーデジタル、DTS、ドルビープロロジック、ドルビープロロジックII、MPEG-2 AAC、リニアPCM(2ch/5.1ch/7.1ch)
サウンドフィールド STANDARD、MOVIE、NEWS、SPORTS、GAME、MUSIC、JAZZ、CLASSIC、ROCK、POP、DANCE、FLAT
サイズ 1,115(W)×500(H)×400(D)mm
質量 約54kg