東芝は、「置けちゃうスリム」シリーズの冷凍冷蔵庫「GR-40ND」を発表した。発売は2月25日で、価格はオープン。市場価格は15万円前後と予想される。

コンパクトな省エネ冷凍冷蔵庫「GR-40ND」

GR-40NDはGR-40NCの後継となる製品。401Lの庫内容量を持つ片開き5ドア冷凍冷蔵庫だが、幅60cm×奥行き60.9cm(ドア門まで)のコンパクト設計で、奥行きが60cm~65cmの一般的なシステムキッチンに対応している。

GR-40NCからの変更点は、ツイン冷却の採用。2台の新型インバーターコンプレッサーと2基の冷却機をそれぞれ冷蔵庫と冷凍庫用として使用。これによりコンプレッサーの連続低速運転が可能となっている。さらに2基のセンサーにより、冷却機の温度管理を精密に行うことで、年間消費電力は約20%低減している。新製品では、よく「従来モデルに比べて消費電力を何%削減」といった表現が行われるが、それらは、何世代か前のモデルを比較対照としているケースが多い。ところが、今回のGR-40NDが比較対照としているGR-40NCは、昨年のモデルだ。なお、2010年の省エネ達成基準率は100%となっている。

食品に冷気を直接当てない「クールラップ」方式を採用しており、食品の乾燥や冷えムラを防ぐなど、消費電力だけでなく、食品を長持ちさせることで、食材の無駄も抑える設計となっている。冷蔵室でのラップ無し保存も可能だ(冷蔵室と野菜室から発生したニオイ分子を吸着、脱臭する低温触媒脱臭も採用されている)。冷凍庫側で霜取りの際に発生する水分で野菜室を高湿度状態にキープ。野菜の鮮度も保つたれる。

主な仕様
定格内容積 401L
冷蔵室 244L(チルド18L)
野菜室 74L
冷凍室 103L
年間消費電力 500kW/h
消費電力 電動機:110W/電熱装置123W
サイズ 600(W) × 1801(H) × 643(D)mm (ドア角までの奥行き609mm)