Appleは20日(米国時間)、Mac OS X 10.4 タイガー10度目の更新となる「Mac OS Xアップデート 10.4.10」をリリースした。パッケージはMac OS X 10.4.9用「Delta」とMac OS X 10.4~10.4.8用「Combo」の2系統が用意され、Intel / PowerPCのCPUアーキテクチャごとに用意されたMac OS X Server / Client用パッケージ計7種は、同社Webサイトおよびシステム更新ツールのソフトウェアアップデート経由で配布される。

タイガー10度目のアップデート「Mac OS X 10.4.10」がリリース

Mac OS X 10.4.10へアップデートすることにより、PowerPC Macのカーネルはxnu-792.17.14/Darwin 8.9.0からxnu-792.21.3 / Darwin 8.10.0に、システムのビルド番号は8P135から8R218に更新される。Intel Macでは、カーネルがxnu-792.18.15/Darwin 8.9.1からxnu-792.55/Darwin 8.10.1に、ビルド番号は8P2137から8R2218に更新される。

今回のリリースでは、デジタルカメラメーカー/機種固有の画像フォーマット(RAWイメージ)の種類を追加。Panasonic DMC-LX1 / DMC-LX2、Leica M8 / D-LUX 2 / D-LUX 3、Fuji S5 Pro、Nikon D40x、Canon EOS 1D Mk IIIの各機種が使用するフォーマットに対応した。

USBデバイスのサポートも強化、外付けUSBハードディスクのマウント / アンマウントに関する信頼性が向上したほか、一部のGPSレシーバがIntel Macで認識されない問題が解決された。シャットダウン用ダイアログを表示するキーコンビネーション(Control-Eject)の反応改善、DVカメラキャプチャ時のフレーム落ちの改良など、不具合の解消も図られている。