【特別企画】

異業種からの転職、決め手は●●だった!?~塗装業界、転職者のホンネ

 

今いる業界でずっと働きつづけたいのか? そう考えて、キャリアアップのために異業種への転職を検討する人も多いのではないだろうか。しかし未経験で異業種への転職となると、ハードルが高い印象も……。そんな中、異業種からの転職者を強く求めている業界があるという。それが「塗装業」だ。
今回、「塗装の施工管理」という職業で転職を成功させた方に「異業種からの転職」の体験談を聞いた。また、記事の最後には塗装業界への転職イベントも紹介する。

――本日はどうぞよろしくお願いします。
みなさん、異業種から塗装の仕事に転職されているとのことですが、前職はどんなお仕事をされていたのでしょうか?

今回お話を伺った東海塗装株式会社の渡部さん、佐々木さん、山本さん、田島さん(左から)。異業種から塗装業へ転職された方々だ。なお、東海塗装株式会社は創業145年の塗装業界でも草分け的な存在の老舗である。

山本 最初はファミリーレストランの採用や店長を10年ほど、その後外資系生命保険会社で5年ほど営業をしていました。東海塗装には入社して4年目で、この春までは現場で施工管理を経験し、現在は総務部で広報や採用なども担当しています。

佐々木 私も前職はファミリーレストランで10年ほど働いていました。現在は、発電所で配管などの塗装の施工管理をしています。

渡部 スポーツジムのインストラクターをしていました。今は鉄道関係の実験施設で、駐車場の塗装の施工管理をしています。ほかにも首都高速道路や小田原にある橋なども担当しました。

田島 私は今年の1月まで車のリース会社で営業をしていました。東海塗装にはまだ入社したばかりなのですが、現在は点検補修が必要なマンションなどの大規模な修繕工事を担当しています。

――いろいろな業種から転職されてきているんですね。
今行われている「塗装の施工管理」とはどんなお仕事なのでしょうか。

山本 『塗装の施工管理』は塗装に関わる仕事ですが、実は自分がペンキを塗るような仕事はほとんどありません。主な仕事は、安全管理と塗装職人の方や現場のスケジュール管理をして、工事前、工事中、工事後に進行状況をクライアントに報告することです。

渡部 クライアントから希望を伺って、それを塗装職人の方に依頼します。塗装職人の方の考えや、効率良く進める提案を受けて、クライアントに戻すこともあります。そういった中継役になりますね。

山本 私達が勤務している『東海塗装』では、主にビルや高速道路、橋など、大きな建築物を手がけています。

田島 私も当初は、塗る側の仕事だと思っていました(笑)

施工管理の仕事のひとつが、塗装職人とのスケジュール管理。その他にもクライアントとの連絡など、コミュニケーションスキルが求められる。

――前職とは随分異なりますね。転職を考えたきっかけはなんだったのでしょうか。

山本 長い目で見て、もっと幅広いことをしたいと思ったんです。また、前職は出来高制だったので入院してしまったときに収入が大きく減ってしまったり。そこも転職を考えるきっかけになりましたね。

佐々木 前職は深夜勤務も多く、肉体的に厳しかったですね。頑張っても、状況や待遇も変わらなかったので将来的に希望を持ってキャリアアップできる仕事をと思いました。

山本 私も飲食業界に長くいましたが、店長の仕事は長時間勤務です。それに一生懸命に店づくりをして環境を整えたとしても、転勤があればまたその環境を作り直さないといけない。若いうちはできても、これを50歳、60歳まで続けられるかと言われたら無理だなと思いましたね。

渡部 インストラクターの仕事はレッスンなどのほかに売上管理など事務作業などもあるんです。8時間プールでレッスンをした後に事務仕事をしたり……。これは50代になっても続けられないと思いましたね。レッスンで子供たちに教えるのは楽しかったのですが、自分の将来を考えると、早いうちに決断しなければならないと思いました。

田島 私がいた車のリース会社は、離職率が非常に低くて、同じ業務の先輩には50代の方もいました。でもそれはつまり、上のポストが空かないんです。その会社での将来が見えなかったので、転職を考えるようになりました。

――それぞれ、その業種の中ではなかなかキャリアアップが望めなかったり、労働環境が合わなくなったりされたようですが、なぜこの塗装業への転職を選ばれたのでしょうか?

山本 出来上がったものが形としてあるので、評価をしてもらいやすい業界じゃないかと思いましたね。東海塗装の場合は、世の中の目に留まるものが多いですから。小さい仕事だと、私が入社して最初に塗ったのは、会社の近くの街路灯でした。古いものですが、塗るとピカピカになるわけです。それで地域の方に『ありがとう』と声をかけてもらえたりしてうれしかったですね。

渡部 長い目で見たときに、リノベーションなどの仕事は将来にわたって途切れることがないんじゃないか思いました。この間請け負った高速道路もなくなることはないでしょうし、塗装はずっと繰り返していくもの。仕事がなくならない業界だと感じました。

佐々木 私は業界の資格の多さが魅力的でしたね。施工管理技士だけじゃなく、土木関係や危険物など、非常にたくさんの資格があるんです。確実に自分の身につくものですし、会社もバックアップしてくれて、給与にも反映されます。そこが非常にいいなと思いました。

田島 バブルのころに建設されたマンションや橋などは、今まさに老朽化を迎えていて、随時、補修などが行われている。そういう意味で今が稼ぎ時な業種だと思いました。また東海塗装は創業は古いですが、社員数としては決して多くはないので、活躍すれば目にとめてもらいやすく、どんどん上を目指せる。実力を正しく評価してもらえる業界というのも魅力に感じました。

『塗装の施工管理』の仕事では、ビル、高速道路、橋といった建築物の塗装や補修を行う際の、クライアントや塗装職人との折衝、現場の工程管理を行う

――転職した後で、印象が変わった部分はありますか?

山本 塗装の仕事は塗装職人の方に発注を行うのですが、最初は職人の方は頑固な人が多いかなとか、いうことを聞いてくれないんじゃないかなというような不安もあったんですが(笑)、全然そんなことなかったですね。職人なので、モノを仕上げるという部分ではプライドを持っているんです。

田島 塗装職人の方って、怖そうに見える人ほど怖くない(笑)。私は異業種から転職してきたので、塗装について何も知らなかったんです。だからいろいろ教わりながら、スケジュールなども組んでいく。職人の方からすれば、我々は元請けだと思われているかもしれないですが、私にとって職人の方は先生。そういう意味で、お互いに良い関係で仕事できていると思いますね。チームプレイ感がすごくあります。

佐々木 塗り方にこんなに種類があるとは思いませんでしたね。使う道具だったり、仕上がりだったり。最近は街を歩いてて『これ、塗りが甘いな』と気づくこともあります(笑)。

――転職前のお仕事では、長時間勤務や休みが取れないというようなお話もありましたが、転職後の現在はいかがでしょうか。

山本 現場によっては、日中に作業をする場合、夜に作業をする場合といろいろありますが、安全面を考えると長時間労働は事故につながるので、休憩や食事の時間、休日はしっかりとるようにスケジュールを組みます。そこはかなりしっかりやるので、前職よりは休めていますね。

――給与面ではいかがでしょうか?

山本 そこは人それぞれなので、額面上は変わらないという人もいると思いますが……。ただ、僕の場合は断然今のほうが高いですね。評価も、想像以上にプラスしてくれるような印象はあります。

田島 私の場合、前職が営業だったので成績によって給与の差が激しかったんです。一時すごく稼げたとしても、それが維持できるかわからない環境だったのが、今は収入も安定して待遇も良くなりました。

渡部 評価は想像以上にしてくれますね。無事故で現場の仕事を終えることができたとき、発注元から表彰していただけたんです。社長からも声をかけてもらって、ボーナスもつけてくれました。自分の仕事がこういう形で評価されるのはうれしいですしやりがいも感じます。

転職で気になることは給与や待遇面。転職した4名とも、給与や待遇面では納得の行く転職だったようだ。

――異業種から塗装業界への転職に成功した先輩として、これから転職を考えている方にメッセージをお願いします。

山本 あまり知られていない仕事なので、なかなか転職には勇気のいる業界かもしれません。でも、扱うものが違うだけで人の管理、お金の管理、進行の管理といった部分では、意外とそんなに大きな違いはないと思います。携わったものが人の目にも付きやすい仕事なので、そういう意味でも面白い仕事だと思いますよ。

佐々木 厳しい業界というイメージはあるかもしれませんが、職人さんや上司など、教えてくれる詳しい方もたくさんいて、相談もできる。未経験だから、というのはそんなに関係ないとに思います。

渡部 職人さんと話したり、お客さんと話したり、孤立するような仕事ではない。人と人のつながりがとても大切な仕事なので、コミュニケーション能力を活かしたいなという人には合っているんじゃないでしょうか。

田島 転職は勇気がいるし、まして専門的な業界なので躊躇する部分はあるかもしれません。ですが、何も知らないところから始めても仕事をしっかり評価してくれるし、チャンスを与えてくれる業界だと思います。出る杭が打たれる業界ではないので、二の足を踏むくらいなら飛び込んでみたほうがいいと思います。

山本 現状、女性が少ない業界ではありますが、女性の方も歓迎しています。やはり人付き合いという面で女性ならではの心配りがいきてくる場面もあると思います。クライアントや職人さんとの交渉、現場の環境づくりなど女性の感性が活躍につながる場面も多くなってきています。ぜひ、女性の方にも業界のパイオニアとして活躍していただきたいですね。

――本日はありがとうございました。

職人さんや進行スケジュールなどを管理する「施工管理」は、体力仕事でもなく、職人技も必要ではない。しっかりと人とコミュニケーションを取ることができれば、働きながら仕事を覚えて、資格を取得することもできる仕事だ。リノベーションなど新たな需要も高まる「塗装業」に興味を持ったならば、東京都塗装工業協同組合が行っている転職イベントに足を運んでみてはいかがだろうか。

転職イベントのご案内

東京都塗装工業協同組合 合同企業説明会
塗装業界で躍進する企業の情報を一度に入手できる「合同企業説明会」を2017年10月~2018年2月の期間、東京会場にて10回開催。
実際にどんな待遇でどんな仕事に携われるのか、企業担当者や業界関係者に直接質問できる。

▼日時
第1回 10月 30日(月) 14:00~16:00
第2回 11月2日(木) 18:00~20:00
第3回 11月9日(木) 14:00~16:00
第4回 11月25日(土) 14:00~16:00
第5回 12月12日(火) 14:00~16:00
第6回 12月20日(水) 18:00~20:00
第7回 1月13日(土) 14:00~16:00
第8回 1月23日(火) 18:00~20:00
第9回 2月9日(金) 14:00~16:00
第10回 2月21日(水) 18:00~20:00

▼場所
東京都塗装工業協同組合 塗装会館2F
〒150-0032 東京都渋谷区鴬谷町19-22

▼申込・詳細
東京都塗装工業協同組合 合同企業説明会 Webサイト

東京都塗装工業協同組合のWebサイト。転職イベントの案内も掲載しているため、転職を検討している方はぜひチェックしたい。詳細はこちら。

お話を伺った方

東海塗装株式会社
Webサイト:http://www.tkip.jp
創業145年と塗装業界でも草分け的な会社。『パネル式吊足場一括吊り工法』という特殊な足場の特許も取得しており、塗装を中心としたさまざまな独自路線の業務を行っている。

[PR]提供:東京都塗装工業協同組合

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