ゲームプレイ時の期待感を高めてくれる本体デザイン

NEXTGEAR-NOTE i71000BA2」が備える高い処理能力を確認したところで、本機のディテールを詳しく見ていこう。カラーリングは、G-Tuneブランドのイメージ通りのブラックを採用。天板は、アクセントとして一部がヘアライン風加工の入ったシルバーグレーとなっており、ゲーミングPCらしさを感じさせる。本体寸法はW418×D295.3×H40.9mm(折り畳み時)とさすがに大きく、また重量も約3.9kg。加えて出力330Wの電源アダプタも必要となるため、据え置きで使用し、必要があるときだけ持ち運ぶモデルと考えていいだろう。

「NEXTGEAR-NOTE i71000BA2」の天板。一部にヘアライン風加工が施されており、デザイン上のアクセントとなっている

本体底面の様子。エアホールとゴム足にもゲーミングPCらしいデザインが施されている。中央のメッシュ内に見えるのはサブウーファー

付属するバッテリー、ACアダプタ、電源コード。ACアダプタは330Wもの最大出力を誇るぶん、サイズも大きめだ

電源ボタンは、キーボード上部中央に配置。各種ステータスを表示するLEDもここに配置されている。また液晶ディスプレイを支えるヒンジ部には、ステレオスピーカーを装備。付属アプリ「Sound Blaster X-Fi MB5」による音響エフェクトと組み合わせることによって、臨場感のあるゲームサウンドを楽しむことが可能だ。

ヒンジ部にはステレオスピーカーを搭載。底面のサブウーファーと合わせて迫力のサウンドを楽しめる

音声にさまざまなエフェクトを付与できる付属アプリ「Sound Blaster X-Fi MB5」

さらに液晶ディスプレイには200万画素のWebカメラとデジタルアレイマイクを内蔵。ヘッドセットを用意できない場合でも、音声/ビデオチャットに即座に対応できる。LANコントローラには、アプリにあわせた自動帯域制御が行える「Killer E2400」を採用。オンラインゲームでも遅延の心配が少ない。また有線LAN環境がない場合でも、IEEE 802.11 b/g/n対応+Bluetooth V4.0準拠のモジュールによって、無線LAN通信を行うことが可能だ。

液晶ディスプレイ上部には、200万画素Webカメラとデジタルアレイマイクが内蔵されている

ゲーム向けLANコントローラ「Killer E2400」をさらに活用できる付属アプリ「Killer Network Manager」

余裕を持って配置されたバックライトキーボード

17.3型もの大きさがあるため、キーボードも余裕を持って配置できている。文字キーとテンキーの間にはわずかながらスペースも用意されており、押し間違えの心配は少ないだろう。キーは押下時のタッチ音が少なく、しっかりした底打ち感を感じさせるもので、ゲームプレイ時にも確実な操作が行えそうだ。タッチパッドは左右のボタンが独立したタイプを採用。ゲームプレイ時に使用することは少ないかもしれないが、こちらもミスクリックを防ぐ効果が期待できるだろう。なお、Fnキー+F1キーや付属アプリ「Control Center」などから、タッチパッドの反応をOFFにすることも可能だ。

余裕を持って配置されたテンキー付きキーボード。ゲームで頻繁に使用するW、A、S、Dキーは白枠で強調されている

パッドとボタンが独立しており、ミスクリックの心配が少ないタッチパッド。マウス使用時にはOFFにすることもできる

さまざまなハードウェアや電源設定をコントロールできる付属アプリ「Control Center」。タッチパッドやWebカメラの有効/無効も切り換えられる

キーボードにはLEDバックライトが埋め込まれており、電源投入時に発光させることができるのも大きな特徴だろう。このLEDバックライトは、付属のアプリ「Flexikey」を利用することで3つのセクションごとにライティングカラーを自由に変更することができる。本体のアクセントとなるのみならず、暗い室内で使用する際の視認性向上にも貢献してくれる大切な装備となるだろう。

LEDバックライトで、ライティングカラーを変更したところ。室内を暗くすると、色分けを行うことで視認性が向上することがわかる

バックライトの色を自由に設定できる付属アプリ「Flexikey」。マクロキーの登録やキー入力の統計を取ることも可能だ