提供:HUAWEI JAPAN

ファーウェイ・ジャパンは、2in1タブレット「HUAWEI MateBook」を使用し「キミの夢を描いて! 掴め!」と題したイラストコンテストを、11月2日、イラストレーターを目指す30名の学生を対象に開催した。約90分の作画時間ののち「キミの夢を描いて!掴め!」というテーマのもと様々な作品が完成。本稿では最終のノミネートに残った3作品を紹介する。

90分の作画時間ながら力作揃い

「HUAWEI MateBook」はアルミ素材を採用した12インチのWindowsタブレット。約640gという軽量ボディが特徴で、別売の専用キーボード「MateBookキーボード」を使えばノートPCのように操作できるほか、ビジネスシーンでの利用も想定されており側面に指紋認証センサーを備えたマルチなタブレットだ。

本コンテストは審査員に、イラストレーターの伊藤ナツキさんを迎え開催されたもので、一般選考と併せた最優秀賞作品には「キミの可能性を広げるアートな旅へ!」旅行費用20万円と「MateBook」1台、「MatePen」1本が贈られる。

伊藤ナツキ (いとう なつき)
1983年8月17日生まれ
京都出身
京都精華大学芸術学部造形学科版画専攻卒業
フェミニンテイストなイラストレーションをメインに、広告、Web、ファッション雑誌、単行本装丁イラスト、アプリなど幅広いジャンルで活躍中

伊藤さんがMateBookを使って描いた作品

会場ではPhotoshopのインストールされたMateBookを使用し、作画がスタート。約90分の作画時間ののち「キミの夢を描いて! 掴め!」というテーマのもと様々な作品が完成した。

なかにはペンタブレットを使うのは初めて、という参加者もみられたがすぐに慣れ、どれも完成度が高く目を見張るものがあった

多くの素晴らしい作品が誕生することとなったが、なかでも最終のノミネートに残った優秀賞3作品を紹介する。

豊田あきらさんの作品

ひらめいたアイデアは、言葉にするだけでは何も面白くないと思われてします。形にすることで、人に面白いと思ってもらえるよう、ひらめいたことを常に形にできる人でいたいという気持ちを込めてイラストを描きました。(豊田あきらさん)

  • 伊藤さんのコメント

コンセプトが力強くて学生たちが拓く明るい未来を感じさせてくれる。一方でそうしたコンセプトは絵にしづらいものだが、多くの要素を詰め込みながらも上手く構図にまとめられ、自信に溢れた自画像も含めて、自分のタッチでしっかりと世界観を創られている。MatePenならではの手描きタッチの線が上手に表現できている。

あさりさんの作品

海の近くで暮らしてみたいと思って描きました。犬や猫とのんびり絵を描きながら過ごす毎日にあこがれます。(あさりさん)

  • 伊藤さんのコメント

ザックリと描いたようなゆるいタッチながら可愛らしさと柔らかさをちゃんと表現できていて、海辺でネコと犬と一緒に幸せそうに暮らしている部屋の空気感が伝わってくる。 シンプルながらもGIFアニメーションにしたことで、ゆったりと流れる風を感じさせるアイディアも評価したい。見ている側まで癒されるような、気持ちよく爽やかな夢見心地にさせてくる作品。

島倉みずきさんの作品

バニーガールのおしりがかわいくて大好きなので、双子のバニーを描きました。ふんわりとした髪赤いヒールがポイントです。夢は海外のバニーをみたいです。(島倉みずきさん)

  • 伊藤さんのコメント

これから仕事に向かうのか、それとも終わったばかりなのか。腰を抱き合ってどこかに向かうキュートなバニーガールの双子を後ろ姿で、そして手にはハイヒールを持たせている構図のアイディアが良い。色のトーンはピンク~紫でうまくまとめられ、デジタルとは思えない不思議なテクスチャの使い方にも感心。パッと見ただけではテクニックをあまり感じさせず、その場の楽しげな雰囲気が前面に表現されているあたりに、絵をたくさん描いてきたゆとりが滲み出ている。

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審査員の伊藤さんは、前述のノミネート作品を含めた総評として、以下のようにコメントしている。

伊藤さん: イラストというのは十人十色で、それぞれに個性も魅力もある。単純に上手い下手ではないと思うんです。ある意味評価のしようがないというか……、技術で審査するものではないと思いましたので、「コンセプト(お題)と描いたものがどうマッチしているか」という基準で選定させてもらいました。

全体としては限られた時間のなかで「新しいことに挑戦しよう」とか、「チャンスを掴もう」という意気込みが皆さんから感じられたのがとても良かったと思います。作品を見ていて目を惹いたのが「目に留まりやすい独創性のある絵」や「クライアントが全体の完成形を想像しやすい絵」など。

戦略的に自分の作品を作り上げていく、というのも大切なんだなと改めて気づかされました。これからも皆さんで日本のクリエイティブ界を支えていってほしいです。