昨年秋に日本でもサービスを開始した、世界最大級のオンラインストリーミングサービス「Netflix(ネットフリックス)」。数ある配信タイトルの中でも注目なのが、Netflix制作のオリジナルドラマ『Marvel デアデビル』シリーズだ。マーベル・コミックの人気ヒーローをオリジナルドラマ化した本作は、日本でも配信開始と同時にアメコミファンをはじめ、映画ファン、海外ドラマファンに高く評価されていた。

そんな『デアデビル』のシーズン2が、ついにNetflixで配信開始されたということで、マーベルファンでなくとも気になっている人も多いのではないだろうか。ならば、今すぐ見てほしい! その面白さは、徹夜して一気に見てしまった筆者が保証する。そこで今回は『デアデビル』シーズン2の見どころについて紹介しよう。

『Marvel デアデビル』シーズン2

普通の人間がヒーロー? デアデビルの魅力を分析

そもそも『デアデビル』とはどんな作品なのか。

同作の舞台はニューヨークのスラム街「ヘルズ・キッチン」。この街で生まれ育った盲目の弁護士マット・マードックは、夜になるとマスクとコスチュームを身につけ、法では裁くことができない悪と戦っていた。

盲目が故に聴覚や嗅覚などの五感が発達し、心臓の音で「相手が嘘をついているかどうか」がわかるなどの超感覚を得ているマードック。ボクシングや柔道、マーシャルアーツなどの格闘技にも秀でており、チンピラはもちろんプロの暗殺者も寄せ付けない戦闘力を持っている。

ただマードックの体は、あくまで人間の範疇に留まっている。例えば、同じマーベルのヒーローであるスパイダーマンのような人間離れした力は持っていない。普通に怪我もするし、空も飛べない。あくまでも"やたら強くて感覚の鋭い普通の人間"である。しかし、そういった人間味というのが、実はデアデビル最大の魅力ともいえる。さらに、ヒーローとギャングの戦いという構図はあるものの、本作には絶対的な正義が存在しない。悪人を法で裁くべきなのか、それとも闇に葬るべきなのか。弁護士とヒーロー、その両方を担うマードックは、つねに葛藤しているように見える。そんな人間味あふれるヒーローの姿に、見る者も共感し、デアデビルの世界観にのめり込んでいくのだろう。

さらに進化したシーズン2。新キャラとアクションに注目!

新たなシーズンでは、ヘルズ・キッチンを舞台に再びギャング達が暗躍し始める。 そんな悪人たちを容赦なく殺していく謎の男として、新たに登場するのが宿敵パニッシャーだ。悪人だろうと決して殺さないデアデビルとは正反対の信念を持つこの男の登場で、ドラマはさらに深まっていくことになる。一見まったく違う2人だが、実はパニッシャーは、マードックが選ばなかった、もう一つの道を歩むヒーローなのだ。ある意味、どこかでは似た者同士と言えるだろう。

「どうしようもない悪を殺すことは、正義か悪か? 」

シーズン1よりも、もっと直接的に投げかけられる問いかけに、デアデビルがどんな答えを示すのか、それが新たなシーズンの注目ポイントだ。

もっとも、デアデビル対パニッシャーという単純な構成だけでは終わらない。ヘルズ・キッチンでは謎の組織やギャングが暗躍し、さらに巨大な陰謀が動き出す。また、マードックの学生時代の恋人でもあるエレクトラという新女性キャラも登場。物語の鍵を握る存在として物語に関わっていく。マードックを中心に様々な方向へと伸びていくそれぞれのストーリーが伏線となり、最後に収束していくドラマは圧巻だ。

シーズン1も相当面白いストーリーだったが、シーズン2はもっと面白い。無駄なエピソードは一切なく、濃密な展開が終始テンポよく続いていく。筆者のように13話をあっという間に見終わってしまう人も多いのではないだろうか。睡眠時間にはくれぐれもご注意を。

そして何といっても注目なのは、デアデビルの特徴ともいえる肉弾戦アクションのクオリティだ。素手に加え、棒やナイフなどの武器を操るフィリピン武術”カリ”や、中国武術などの要素を取り入れたバトルシーンはまさに必見。銃を使わないデアデビルは格闘で敵を倒していくが、そのアクションシーンはワンカット長回しで撮影されたもの。そのため、流れるような迫力ある格闘シーンが繰り広げられる。緊張感あふれるリアルなアクションには手に汗握ること間違いない。

練りこまれたシナリオと、さらに魅力を増したキャラクターたち。そしてリアル・アクションの数々。これで面白くないわけがない。『Marvelデアデビル』は今もっとも見ておくべき海外ドラマの一つだろう!

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