前回の記事で紹介した、超短距離から100インチの大きさで写せるベンキューのホームシアタープロジェクタ「W1080ST+」。プロジェクタといえば、「遠くから投射しないと大きな画面にならないのでは」「画質が悪いのでは」「かさばって場所をとるのでは」……といったイメージがあったのだが、それを見事に覆された。

ベンキューのホームシアタープロジェクタ「W1080ST+」

コンパクトでデザインもシンプル、テーブルに置きっぱなしでもそれほど変じゃないし、どうしても気になるなら使うときだけ持ちだしてもOK。比較的軽いから、そういう使い方も難しくない。

また、投影する壁から1.5メートル離すだけで100インチの大きさで映すことができるなど、超短焦点性能は特筆すべきものがある。一般的なプロジェクタの場合、大画面を投影するためにはかなり距離をとる必要があり、間を空ければ空けるほど自分の影が映り込まないように気をつける必要があった。しかし、これだけ投射面との距離近いとうっかり自分が入り込んで影が映ってしまう心配もない。プロジェクタによくある悩みを気にしなくていいのは地味にありがたい。画質もフルHDに対応しており、テレビなどとも遜色ないクオリティで映像を見ることができる。一人暮らしでもバッチリ使えるのが嬉しいね。

さて、そんな「W1080ST+」を使うと、どんなライフスタイルを実現できるのだろうか。色々なシチュエーションを想定して使ってみた。

プロジェクタといえば…… やっぱ映画でしょ!

100インチで映画を見る贅沢

はい、ドーン! 興奮してわけのわからない擬音を使ってしまったが、どうだろうこれ。すごくないか。100インチで映像を出力すると、壁全体が映画館のスクリーンと化すのだ。画像の手元にある小さなPCにご注目いただきたい。プロジェクタがなければ、このPCモニターの大きさでしか見られなかった映画が、ド迫力で楽しめるのだ。それに、テレビを置かないことでかなり部屋のレイアウトもすっきりしている。筆者のように、普段はあまりテレビを見ずに、たまに映画やゲームを楽しむときだけディスプレイが必要だという人には、まさにうってつけのアイテムだといえる。

接続方法もシンプルでかんたん