3種類の簡易接続機能で「らくらく」設定

「AtermWF300HP2」の無線LAN規格は2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/n対応で、無線接続時の最大通信速度は300Mbps(理論値)。最近ではより高速な5GHz帯の11acに対応する機種も多いが、家庭でスマートフォンやタブレットからインターネットを楽しむ程度なら十分な性能だろう。

外観は白を基調としたシンプルなデザイン。サイズは幅31×奥行き75×高さ118mmで、標準的なスマートフォンよりもふた回り大きい程度だと思えば大きさをイメージしやすい。重量は約200gと非常に軽く、スリムかつコンパクトなので、スペースの小さい場所にも難なく設置できるはずだ。

「AtermWF300HP2」の背面。接続に必要なネットワーク名(SSID)やパスワード(暗号化キー)などが記載されている。(写真左)本体側面にはインターネット接続用のWANポートと有線接続用の100BASE-TX(100Mbps)対応LAN端子×3、簡易接続用のらくらくスタートボタンが用意されている。(写真中)底面部には初期化用のリセットボタンと、ルーターモード/ブリッジモードを切り替えるスイッチを配置(写真右)

簡易接続機能としてはボタン操作で接続する「らくらく無線スタート」(WPS)に加え、NFCに対応したスマートフォンやタブレットを付属のNFCタグにかざして接続する「らくらく『かざして』スタート」、QRコードを読み取ることで接続設定を行なう「らくらくQRスタート 2」の3種類に対応している。ネットワーク名やパスワードを入力する必要がないため、初心者でも手軽に接続可能だ。

付属の「Wi-Fi設定シート」には、「らくらく"かざして"スタート」用のNFCタグ(右)と「らくらくQRスタート 2」用のQRコード(左)が用意されている

iOS/Android向けの簡易設定アプリ「らくらく"かざして"スタート」

NFC対応端末をNFCタグに近づけると自動的にアプリが起動する。アプリがインストールされていなくても、端末をNFCタグにかざすことでアプリのダウンロードページを開くことが可能だ

NFCタグ内の情報が読み込まれる。「Wi-Fi設定実行」をタップすれば接続設定は完了

端末がNFCに対応していない場合は、iOS/Android向けアプリ「らくらくQRスタート 2」のカメラ機能からQRコードを読み取る。アプリがインストールされていない状態から他のQRリーダーアプリを使ってコードを読み取ると、アプリのダウンロードページが表示される

「設定適用」をタップすれば「AtermWF300HP2」に接続できる