ゲーム好きなら知らない人はいない「Steam」。世界中の数千本のゲームがひとつのコンソールから購入できたり、アカウント管理ができたりする便利なサービスだ。ゲームポータルとしては世界規模なので、メジャータイトルはもちろん、海外の隠れた名盤(迷盤含む)まで、遊び尽くすのが大変なほどの多彩さだ。そんな「Steam」を楽しむのに最適なゲーミングノートPCが、マイナビニュースとマウスコンピューター G-Tuneのコラボによって生まれたので、さっそく紹介したい。

G-Tuneとマイナビニュースのコラボモデル「NEXTGEAR-NOTE i420BA1-SP-MN

■G-Tune メディアコラボモデルのページはこちら
http://www.g-tune.jp/campaign/10th/mediamodel2/
■マイナビニュース コラボモデルのページはこちら
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ベースはマウスコンピューター G-Tuneの人気モデル

モデル名は「NEXTGEAR-NOTE i420BA1-SP-MN」。モデル名末尾の"MN"がマイナビニュースとのコラボ製品である証だ。13.3型FHDノングレア液晶を採用した外観は、マウスコンピューターのG-Tuneブランドの人気モデル「NEXTGEAR NOTE i420」シリーズをベースにしたもの。シンプルだが良好な質感のボディは、重量約2.1kgと、ゲーミングPCながらモバイルも可能な仕上がりだ。

ディスプレイの解像度は1,920×1,080ドットで、LEDバックライトを採用したいわゆるフルHDサイズ。実はゲーミングという意味合いでは、高解像度であることももちろんだが、ノングレアでちらつきの無いLEDバックライトというのも大きなメリットとなる。周囲の映り込みがあると、それだけで目の疲れが溜まりやすくなるので、長時間のゲームには不向き。よって、このモデルのディスプレイは単体としてみても、すこぶる扱いやすいといってよい。

高精細で描画能力の高い13.3型ディスプレイ。本体前面にはマルチカードリーダーが搭載されている

本体左側面

本体右側面

また、ゲーミングPCというとキーボードの操作性も気になるところ。本モデルはアイソレーションタイプのキーが採用されているが、そもそもこのタイプのキーボードのメリットとして、「ミスタッチをしにくい」という点が挙げられる。一般的なゲーミング専用のキーボードがメカニカルタッチに寄っているのに対し、若干の不安を覚える人がいるかも知れないが、アイソレーションタイプのキーも慣れてしまえば、逆に扱いやすく感じるはずだ。

さらにこのキーボードはバックライトを採用している点もうれしいところ。ゲームの最中は集中力を高めるため部屋を暗くするユーザーも多いと思うが、バックライトが搭載されていれば、そのようなシチュエーションでも視認性は保たれる。いや、保たれるというか、より向上すると言い換えてもよいだろう。

当然だが、ノートタイプのゲーミングPCとしてみれば、本機だけで操作系を完結させたいところでもあるが、MMORPGなどは別としても、アクション系のゲームをやる場合には、やはりマウスは取り付けたいところ。外部ポートの位置を写真で紹介しておくので、事前に確認しておくと良いだろう。

コラボモデルならではのこだわりを満載

さて、G-Tuneとマイナビニュースのコラボモデル「NEXTGEAR-NOTE i420BA1-SP-MN」の気になるスペックを見ていこう。CPUはIntel Core i7-4710MQ プロセッサ、メモリは8GB、チップセットにIntel HM87 Expressという組み合わせとなる。ハイエンドノートPCとしては定番のパーツチョイスだが、それだけに安定度とパフォーマンスの高さは保証済み。ゲーミングPCの基本構成としてはベストな選択といえる。また、本機ではCPUの取り付けにシルバーグリスが使われている。ちょっとしたことだが、熱伝導率を高め、排熱性能の底上げ、さらに言えばチップのターボ動作にも貢献してくれるはずだ。

グラフィックスにはNVIDIA GeForce GTX 860M(2GB)が採用されている。ゲーマーからの評価も高く、最新テクノロジーも豊富に搭載されているので今後リリースされてくる最新ゲームにも安心して備えることができる。ベンチマークは後ほど紹介するが、ノートPC用のグラフィックスとしては、基本性能が高い部類となる。もちろん、極端にハイスペックな要求をするゲームは別として、これまでリリースされている人気どころのゲームタイトルであれば、ほぼストレス無く楽しむことが可能だろう。

そして、ここからが本モデルの真骨頂ともなる部分だが、ストレージにm-SATAのSSD 128GBと1TBのHDDが搭載されている。ファイルのロード時間が長めのゲームであっても、SSDならばスムーズに読み出すことができる。これはゲームをする上で、ストレスを大きく軽減してくれるはずだ。ただし、そもそもゲームソフトはファイルサイズが大きく、基本的なプログラムをインストールするだけでも数GB~十数GB単位を占有する。なので、いくつかのゲームをインストールしていくと、あっという間にストレージ容量が圧迫されることも多い。そんな場合でも、よく遊ぶゲームだけをSSDへ、その他読み出しの軽いゲームや飽き気味のゲームなどはHDDへ移動するといった使い方が可能だ。ノートPCタイプのゲーミングマシンで、こうしたストレージ管理がおこなえるのは大変ありがたい。

もう一つ、無線LANにKiller Wireless-N 1202が標準で搭載されている点も特長だ。LANネットワーク接続時にPC内にインストールしてある、メッセンジャーやチャットツールなど、データ転送に応答性が特に必要で無いツールでもLANチップに送られてくる優先順位によってはネットワークがある程度占有されることがある。オンラインゲームをする場合、そうしたソフトウェアが多数あることでレスポンスが落ちてしまうケースも少なくない。

そんなときにKiller Wireless-N 1202があれば、ネットワークへの処理順をゲーム優先にすることでハイレスポンスを得ることができる。もちろん、メッセンジャーやチャットは優先順位が変わるだけで使えなくなるという意味では無い。最近では、メッセンジャーを開きながら、仲間とコミュニケーションを取りつつゲームを進めるといったケースも多い。そんな場合でも、ゲームのレスポンスを保ちつつ、メッセージをやり取りするといったことも可能だ。

Killer Wireless-N 1202でネットワークを使用するソフトの優先順位を設定できる。ゲームをしていてレスポンスが悪いと感じたら、ここでカスタマイズしてみよう

ただし、注意して欲しいのはこの機能がネットワーク速度を高めたり、回線を安定させたりするものではないということ。もともと細い回線であれば、それ以上の速度は出ないので、現状のネットワーク回線が改善されることはない。あくまでも本来持っているレスポンスをフルに発揮できるようチューニングを施す機能なので、その点はよく覚えておいていただきたい。