会社の人間関係に家族の悩み、果ては老後の心配など、男の悩みが尽きることはない……これに加えて、加齢臭やビール腹といった身体の問題、特に世の男性たちを悩ませるのが“薄毛”だ。20代30代からこの“薄毛”の悩みを持っている若年層には実に深刻な問題である。今回、そんな頭髪の悩みを解決してくれる発毛治療専門クリニック院長の正木健太郎氏と、正木氏の良きパートナーであり、このたび頭髪に悩む人たちに向けた新たな頭髪ケア商品を発売する株式会社メソケアプラスの加藤彰氏にお話を伺った。少しでも悩んでいる人にはぜひ熟読をしていただきたい!

AGA治療の専門病院、銀座総合美容クリニック

銀座総合美容クリニック
正木 健太郎院長

正木氏が院長を務める銀座総合美容クリニックは、AGA(男性型脱毛症)治療の専門病院。マッサージや精神論ではなく、飲み薬や施術治療をもとに頭髪を生やすことを目的とした病院である。
「9年前に“プロペシア”が国内認可を受け、髪の毛を生やす薬としてどこの医療機関でも処方されています。しかし実際には、それだけで全ての方が十分な効果を得られるわけではありません。そこで我々のような一歩踏み込んだ治療を行っている病院があるのです。薬を使うほか、“メソセラピー”といって、毛根に直接電気穿孔法という技術を使って成長因子(髪の毛を生やすための物質)を導入する治療をしています」と正木氏は語った。

そんな銀座総合美容クリニックだが、ここでテレビCMなどでもおなじみとなったAGAについて、少しおさらいしておこう。

「老化現象や皮膚病、円形脱毛、ほかの内科的疾患による脱毛などを除いた、若年期・壮年期からおこる薄毛の症状はそのほとんどがAGAによるものと言っても過言ではありません。身体の中の男性ホルモンが、いわゆる「髪にとって悪玉の男性ホルモン」に変わりその影響で症状が発現します。ですので、その症状を改善するにはやはり、お薬を用いた治療が必要です。もともと髪の毛は1日に100本程度抜けて100本程度生えている。そして髪の毛1本は、それぞれ2~6年くらいの寿命を持っています。ところが悪玉男性ホルモンによりその生え変わりの周期が短くなり、数か月から1年おきくらいで生え変わるようになってしまい、髪は徐々に産毛化してしまう。それがAGAの症状で、遺伝の傾向を大きく受けます。その生え変わりのリズムを整え、発毛を促すのが当院の治療です」 正木院長の話を伺って、毛穴の脂やストレス・睡眠不足・食事といったこれまで薄毛の原因と言われていたことは、治療には関係ないことがお分かりいただけると思う。AGAは男性ホルモンの影響によるものなので、薬剤を用いた治療が必要。これが大前提であることをまずは認識しておきたい。