バランスのよいパーツ構成

マザーボードはMSIの「Z87-S01」、メモリは8GB、HDD500GBという構成。電源ユニットは80PLUS Bronzeに準拠した600Wの静音タイプだ

続いてハードウェアをチェックしてみよう。システムの核となるチップセットはIntel Z87 Express。CPUは標準仕様で4コア8スレッド処理のCore i7-4770K(定格3.50GHz、最大3.90GHz)となっている。第4世代Coreプロセッサー・ファミリーが登場してから、この組み合わせはハイエンドPCの“鉄板”ともいえるコンビだ。なお、カスタマイズメニューでほかのCPUを選べるが、Core i7-4770Kよりもパフォーマンスが低い製品となっている。「予算を削りたい」といった場合に限り、CPU変更を行うとよいだろう。

ゲームプレイの快適さを左右するグラフィックボードは、AMD Radeon HD 8770。これはAMDグラフィックの中でもミドルレンジに位置するGPUで、ある程度のパフォーマンスを確保しながらも購入しやすい価格を実現している。コストパフォーマンスの良さで注目の製品といえるだろう。


製品に搭載されていたAMD Radeon HD 8770搭載グラフィックボード。DVI×2、HDMI、DisplayPortというインタフェースだ

まずは、定番のWindows エクスペリエンス インデックスのスコアからチェックしてみよう。なお、同製品は標準でWindows 7 Home Premiumが採用されている。そのためスコアはWindows 7のものとなる。結果、基本スコアは「5.9」となった。これは「プライマリ ハードディスク」のスコアで、「プロセッサ」「メモリ」は「7.8」、「グラフィックス」「ゲーム用グラフィックス」のスコアは「7.4」と非常にハイレベル。基本スコアを上げたいのなら、カスタマイズメニューでSSDに換装すればよいだろう。

Windows エクスペリエンス インデックスのスコア。「プライマリ ハードディスク」以外のスコアはハイレベルだ