主力はタワー型デスクトップ! 価格帯も1万円台から25万円前後までと幅広い
ストームのトップページを見ると、上段に「Desktop PC」「Note PC」「Gaming PC」などのカテゴリが並んでいるが、執筆中に見た限りでは「Note PC」にラインナップはなく、メインは44モデルを擁する「Desktop PC」だ。主力は10万円以下のミドルタワーやミニタワーと思われるが、あらゆるパーツをハイエンド級で揃えたフルタワーの高額モデルがある一方で、1万円台から買える低価格モデルもあるなど、ラインナップは実に幅広い。このラインナップの充実度は、同業他社を大きく凌ぐポイントだといってよい。
ストームのサイトには、フリーワードによる商品検索や条件絞り込み検索などはないが、画面左の「商品カテゴリー」から「スーパーハイエンド」や「ミドルレンジ」といった区分で閲覧できるようになっているので、自分のニーズに近い製品を探すのは容易だ。この「商品カテゴリー」からは、3営業日で出荷される短納期モデルのほか、スリム筐体やキューブ筐体の省スペースモデルなども見つかる。
「商品詳細を見る」で各モデルの詳しい説明を読むと、CPUの型番やメモリ容量といった基本的な情報はもとより、標準仕様で使われているケース、電源、マザーボードなどがどのメーカー製の何という製品なのかまできちんと示されている。ほかのBTOメーカーの場合、たとえばマザーボードに搭載されているチップセットの種類は示されていても、マザーボード自体のメーカーや型番までは具体的に書かれていないことが多い。だが、自作まで検討するようなPCユーザーは、まさしくこういった部分にこだわりがあるわけで、マザーボードの型番が明示されていれば、拡張スロットのレイアウトやコンデンサの品質などを把握する手がかりになる。この詳細なパーツ表示が、同業他社よりも安心して購入できる源泉にもなるのだ。