主力はタワー型デスクトップ! 価格帯も1万円台から25万円前後までと幅広い

ストームのトップページを見ると、上段に「Desktop PC」「Note PC」「Gaming PC」などのカテゴリが並んでいるが、執筆中に見た限りでは「Note PC」にラインナップはなく、メインは44モデルを擁する「Desktop PC」だ。主力は10万円以下のミドルタワーやミニタワーと思われるが、あらゆるパーツをハイエンド級で揃えたフルタワーの高額モデルがある一方で、1万円台から買える低価格モデルもあるなど、ラインナップは実に幅広い。このラインナップの充実度は、同業他社を大きく凌ぐポイントだといってよい。

トップページの「Desktop PC」をクリックしてみると、44件(2012年1月現在)の商品が出てくる。最初に表示されるのは、個性的なケースとハイエンドパーツで構成された「Storm Excalibur」シリーズ

「価格順」をクリックすると、価格の安いものから順に並べ替えができる。もっとも安価なのは、CPUにAtom D425を採用した「Storm Power Speed Mini Simple」で、なんと10,920円(税込み、1月中旬時点)

ストームのサイトには、フリーワードによる商品検索や条件絞り込み検索などはないが、画面左の「商品カテゴリー」から「スーパーハイエンド」や「ミドルレンジ」といった区分で閲覧できるようになっているので、自分のニーズに近い製品を探すのは容易だ。この「商品カテゴリー」からは、3営業日で出荷される短納期モデルのほか、スリム筐体やキューブ筐体の省スペースモデルなども見つかる。

「スーパーミドルレンジ」では、「Storm Metaphor」シリーズの3モデルが見つかる

「商品詳細を見る」で各モデルの詳しい説明を読むと、CPUの型番やメモリ容量といった基本的な情報はもとより、標準仕様で使われているケース、電源、マザーボードなどがどのメーカー製の何という製品なのかまできちんと示されている。ほかのBTOメーカーの場合、たとえばマザーボードに搭載されているチップセットの種類は示されていても、マザーボード自体のメーカーや型番までは具体的に書かれていないことが多い。だが、自作まで検討するようなPCユーザーは、まさしくこういった部分にこだわりがあるわけで、マザーボードの型番が明示されていれば、拡張スロットのレイアウトやコンデンサの品質などを把握する手がかりになる。この詳細なパーツ表示が、同業他社よりも安心して購入できる源泉にもなるのだ。

これは「Storm Metaphor」の商品詳細だが、ケースはENERMAX、電源はAntec、マザーボードにはASRockのものが使われているとわかる。また、CPUクーラーもリテール品ではなく、TITAN製のヒートパイプ直付けでサイドフロー型の「TITAN HATI」が標準で採用されている