信頼できるパーツでオーダーできるカスタムPCサイト

大手PCメーカーのデスクトップPCはいまや液晶一体型ばかりなので、セパレート型がほしいと思った場合、直販PCメーカーから購入するか、自作する以外にない。筆者も以前、BTO系メーカーからセパレート型を購入したことがある。確かにリーズナブルだったが、購入後に内部パーツを精査すると価格相応というか、やはりコスト削減の跡が目に付く。それが気になり、信頼の置けるメーカーのパーツを買ってきては換装を繰り返した結果、かえって高く付いてしまった。

それ以来、セパレート型だけは自作と決めているが、それはそれでやっかいだ。パーツを買い揃えて組み立てるのはほぼ一日がかりの作業となるし、そもそも指先が器用なほうではないので、マザーボードの上にうっかりネジを落とすは、CPUクーラーがうまくはまらずに四苦八苦するはで、組み上がる頃にはもう汗だくになる。それなら初めから既製品を買ってくればよいものを、以前の苦い経験が頭をよぎって、それもためらわれる。要するに、同じBTOでも個々のパーツの詳細を把握でき、信頼できるパーツをチョイスしてオーダーできるなら安心なのだ。「カスタムPCストーム」(以下、ストーム)は、そうしたこだわりにも応えるカスタムPC通販サイトだ。

まずは、ストームの運営元である株式会社アイティーシーについて紹介しよう。同社はメモリ関連の商社として創業し、いまではメモリ以外のパーツも幅広く手がけるほか、海外パーツメーカーの日本正規代理店にもなっている。流通、量販店へのパーツ等の卸業務では、きめ細かく素早い対応で高い評価を得ているのが特徴だ。仕入れ力の高さとPCパーツに関するノウハウの蓄積は業界トップクラスといえ、これらをパソコンのBTO事業に採り入れることで、同業他社とは比べものにならないほどの豊富な選択肢を用意している。同社のカスタマイズPCの自由度は、他社の追随を許さないほどといえよう。さらに同社は、PCパーツ分野以外の事業も広く展開している。FA(Factory Automation)や産業機器の提供によるソリューション事業、遊技台のパーツ製作やコンテンツ作成によるアミューズメント事業などにも積極的に取り組んでいる。さらには不動産事業にも進出し、その事業領域を拡大させている。

では、早速ストームのBTOメニューをチェックしてみよう。左がカスタムメイドPCのオンラインショップとして10年の実績を持つストームのトップ画面(2012年1月現在)。まずは商品購入時に主に利用するコーナーをチェックしてみよう。

①:画面上部に用意されたナビゲーションメニュー。「Desktop PC」「Gaming PC」「Server/Workstation」など、購入したいマシンの形態から選択できる

②:購入相談用のフォーム。商品の見積もりや搭載したいパーツのことなどを相談できる

③:商品カテゴリ別のナビゲーションメニュー。「Core i7-2700K」や「Z68 Express」など、具体的なパーツ名での区分けもある

④:画面センターのナビゲーションメニュー。製品写真が表示されているので、気になるデザインのPCを素早く選択できる

⑤:お得なキャンペーンや短納期モデルなどの情報が並んでいるコーナー。お得情報を見逃さないために確認しておきたい

⑥:人気ゲームの推奨スペックを満たすPCの販売コーナーへアクセスできる。プレイしたいゲームが決まっているなら要チェック

⑦:注文から出荷までの行程を表示。どのように出荷されるのかがわかる。マイコミジャーナル(現:マイナビニュース)の工場潜入記事にもアクセスできる