VISEO MDT231WG
三菱電機
オープンプライス 実勢価格:約98,000円
液晶サイズ:23型ワイド●解像度:1,920×1,080ドット●コントラスト比:900:1●パネル:IPS(ノングレア)●バックライト:LED●表示色:約1,677万色●応答速度:5ms●輝度:350cd/㎡●視野角:水平・178度/垂直・178度●インタフェース:D-Sub15ピン/DVI-D/HDMI×2/D5/S/コンポジット●サイズ:W543×D226×H387/447mm●重量:11kg(スタンド含む)
問い合わせ先:TEL 03-3424-9298
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三菱電機の「VISEO MDT231WG」は、昨今のPC用ディスプレイとしては高額の部類であるにもかかわらず、昨年11月の発売開始以来、販売台数を順調に伸ばしている。とりわけゲーマーの間で高い評価を得ているようだ。

本製品は120Hz駆動の23型ワイドIPSパネルとLEDバックライトを採用しているが、フレームの描画手法とバックライト制御法を変えることで、残像感を大幅に低減する「MPモード」が特徴となる。これには3通りのレベルがあり、中でも「レベル3」は、従来の液晶ディスプレイでは考えられないほど残像感が抑えられ、いまや入手困難となったハイビジョンブラウン管に近い見え方をする。たとえばPS3のレースゲーム「SPLIT SECOND」では、皆無といっていいほど残像感がなく、遠方の景色がクッキリと見えてコースの先が見通しやすい。また、手元のコントローラー入力から画面表示までのタイムラグがほとんどなくなり、プレイ感覚が研ぎ澄まされてゲームに集中できる。

「MPモード」の3つのレベルはいずれもゲーム映像の残像感抑制に効果があるが、それぞれ120Hzでのフレーム描画方法とLEDバックライトの明滅のさせ方が異なる。特に各コマを2フレームにして、偶数フレームの最後を一瞬だけ点灯する「レベル3」の手法は、PC用ディスプレイでは前例のない画期的なものだ
液晶パネルは23型ワイドのフルHD表示で、IPS方式による発色のよさと視野角の広さが大きな利点だ。輝度が高いのは「MPモード」時に明るさが落ちることを考慮しての設計と思われる

ゲームを満喫できる機構
PC向けとしても魅力大

一方、「レベル2」は特性ががらっと変わり、中間フレームの挿入によるなめらかな映像に目を見張った。ぬるぬるっとした動き方は、あたかもそれが目の前にあるかのような実在感を覚えるほどだ。こちらは、映像のリアリティを追求したアドベンチャーゲームなどに向いているだろう。

本製品は画面を縦向きに回転できるリフティングターン機構を備え、縦スクロールのシューティングゲームをフル画面でプレイできたり、HDMI(2系統)やD5といった映像端子を装備し、PSPやWiiなどのゲーム機が接続できたりと、幅広いゲーム用途に応えられる。ただし構造の複雑さゆえにやや奥行きが大きくなり、設置する机のサイズによっては画面と目の距離が近くなってしまうこともあるだろう。また、HDMI端子は側面にあって抜き差しも容易だが、DVI-D端子などは下向きの奥まった場所に用意されている。

パネル部分を時計回りに90度回転させ、縦表示にするリフティングターン機構を装備。液晶テレビではまず不可能な縦表示での縦スクロールシューティングゲームが楽しめる PSPを専用D端子ケーブル(別売り)でつなぎ、本製品を「ポータブルモード」に切り替えると、PSPのゲームを大画面のフル表示でプレイできる。超解像を併用するとさらに効果的だ
背面右側にDVI-D、D-Sub15ピンのPC用映像入力がある。アクティブスピーカーやAVアンプに音声出力するための端子も装備 ディスプレイ左側面にはHDMI入力を2系統装備している。また、背面側のカバーを開くと、D5、S、コンポジットの映像端子とRCA音声端子がある

とはいえ純粋にPC用ディスプレイとして見ても、本製品は文句なしにハイクオリティだ。IPSパネルならではの美しい色と視野角の広さは、写真や動画の品位を一段引き上げてくれるし、スピーカーもサブウーファー付きの凝った作りで、想像していたよりもよい音を鳴らす。2chステレオの場合のみだが、HDMI経由で入力する音声を光デジタル出力でAVアンプなどに回すことも可能だ。

3W+3Wのステレオスピーカーに5Wのサブウーファーというサウンドシステムを内蔵。重厚感のある低音までとはいかないが、PC用ディスプレイにしては十分まとまりのある音を聴かせてくれる

(マイコミジャーナル広告企画)

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