実機に触れて試そう! マウスコンピューター秋葉原ダイレクトショップ訪問

ゲーミングPCを体感できる2Fフロア「G-Tune：Garage」

入口から左手に見える階段を上がると、2FはゲーミングPCを扱う「G-Tune：Garage」だ。1Fとはがらりと印象が変わるこのフロアでは、「G-Tune」ブランドの製品を専門に扱っており、休日は多くのユーザーで賑わう。「G-Tune」ブランドの製品ラインナップは、大きく分けてハイエンドの「MASTERPIECE」、ミドルレンジの「NEXTGEAR」、コンパクトタイプの「LITTLEGEAR」、ノートPCタイプの「NEXTGEAR-NOTE」の4つ。それぞれをコーナー別に分け、展示している。また大画面液晶テレビでの展示も行われており、迫力のプレイシーンやデモ画面も堪能できる。


2FはゲーミングPCを扱う「G-Tune：Garage」。最新パーツをこれでもかとハイエンドから、3Dゲームをプレイできるコンパクトタイプ、ノートPCに至るまで、プレイするゲームに合わせてPCを選べる	階段を上ると、大型液晶ディスプレイに映された最新ゲームのデモ画面が迎えてくれる。休日になると途端に大勢の来店者でにぎわうのが2Fだ

構成は自由自在。実際にゲームをプレイしてスペックを体感しよう!

それぞれの製品は、ゲームを実際に遊べる状態で展示されている。スペックだけでは判断の難しい「自分のお目当てのゲームがどれだけ快適に動くか」という体感を得られるのは、大きなメリットだ。また、実際に触ってみて動作速度に物足りなさを感じたら、1F同様その場でカスタマイズが可能。動かしたいゲームのタイトルがハッキリしている場合、それをスタッフに伝えればピッタリのPCを提案してくれる。細かな要望をその場で即相談できるのも、実店舗の強みだ。

なお「G-Tune：Garage」でもっとも人気の高いモデルは、コンパクトな筺体ながらも3Dゲームを楽しめる「LITTLEGEAR」だそうだ。しかし、小型筺体のためどうしても冷却面での限界があり、搭載できるグラフィックカードはミドルレンジ程度まで。そういった点も踏まえた店舗スタッフのオススメモデルは、「G-Tune」の中核となる「NEXTGEAR」シリーズだそうだ。筺体に余裕がある分、マウスコンピューターの得意とする最新のハイエンドパーツを詰みこむことができ、最新ゲームにも余裕を持って対応できるという。


水冷やSLI構成などのハイエンド構成でも余裕を持って対応できる「MASTERPIECE SERIES」。最強のゲーミングPCを選ぶならこのシリーズを選べば間違いない	3Dゲームを快適に動作できるにも関わらず、小型のケースを採用し、置き場所に困らない「LITTLEGEAR SERIES」。秋葉原ダイレクトショップの一番人気だ

持ち運びも想定しているユーザーに支持を受けるノートタイプのゲーミングPC「NEXTGEAR-NOTE SERIES」。3Dゲームを動かせるノートPCはメーカー製では少ないこともあり、確実な需要がある	店内のPCはすべて実際に触って遊んでみることができる。こちらはフライトシミュレーター用にジョイスティックを追加したモデル。性能を体感してみよう

店長遠藤氏にインタビュー　──秋葉原ダイレクトショップの魅力

──秋葉原ダイレクトショップの歴史を教えてください。

マウスコンピューターの秋葉原ショールームとして、千代田区外神田の丸和ビル3Fで1999年1月にオープンしました。2001年6月に現在の場所に移転し、それから7年間、秋葉原ダイレクトショップとして営業しています。オープン当初はBTOという販売形態、秋葉原という場所柄もありまして男性のお客様が多かったのですが、現在ではご家族連れの方や女性の方、年配の方にも多くご来店いただけるようになりました。また2Fの「G-Tune:Garage」は2006年の9月にオープンし、こちらも年齢を問わずゲームを楽しみたいというお客様に大変ご好評いただいております。

──秋葉原ダイレクトショップの人気モデルは？

メモリを4096MB（4GB）搭載したミドルタワーのクアッドコアモデル「MDV ADVANCE ST 4930X」ですね。4月29日から即納で持ち帰りできるモデルとして用意させていただいておりまして、販売開始して半月ほどしか経過しておりませんが、一日４～５台は必ず売れる人気製品です。こちらWindows Vistaモデルと、Windows XPモデル両方を販売しておりまして、XPでのメモリ表示量の注意点などをご説明したうえで販売させていただいております。また、このモデルに搭載されているCPUよりワンランク上の「インテル Core 2 Quad Q9450」を搭載したモデルも、6月から常時在庫として積極的に販売させていただく予定です。

──カラーバリエーションのある「m-Book PR」の反応は？

過去にキューブPCでカラーバリエーションを出した時もそうだったのですが、やはり女性からの反応が大きいですね。店頭に3色の天板を展示させていただいておりますが、一番人気はブルー（SHIZUKU）です。これから夏になるということで、爽やかな色が好まれているのかもしれませんね。どのカラーの実機を展示するかはそれぞれの店舗の店長が選択していますが、当店では私の趣味でグリーン（UGUISU）を選ばせて頂きました。実際に人気のある色とは違うということで、カラーセンスを磨かなければと考えていたところです（笑）。

──嬉しかった、苦労した思い出などはありますか？

やはり「いろんなゲームがサクサク動いて、快適に遊べる！」という賛辞を頂いたときが一番嬉しいですね。過去に当社の製品を購入されたお客様のご紹介でご来店されたお客様がいらした時も、お知り合いの方に薦めていただける製品を販売できたんだなと、この仕事へのやりがいを感じました。また「G-Tune:Garage」では、面識のないお客様同士で会話に花が咲く場合もあり、スタッフの出る幕がない場面もありましたね。初心者のお客様のご質問にPCに詳しいお客様が答えており、初心者の方が納得して「じゃあこれください！」と言ったら「すいません、私、店員じゃないんです」という……。
苦労した思い出と言いますと、多くのゲームを快適に動かすことのできる「G-Tune」モデルですが、どうしても動かせなかったゲームタイトルがありまして……。耳慣れないタイトルでおそらく海外ソフトかと思うのですが、ご相談を受けてパーツの相性なども考えてなんとか動かそうとしたのですが、動作しませんでした。ゲームとはいえアプリケーションですから、ハードとソフトの組み合わせによっては動かないソフトがあるのは仕方がないのですが、ゲーミングPCを謳っている「G-Tune」で動作させられなかったのは大変申し訳なく思っています。

──遠藤さんのオススメモデルはどの機種ですか？

そうですね、今ですと「G-Tune」MASTERPIECEシリーズの、水冷システム搭載モデルをプッシュしたいですね。以前は組み込み用としては搭載の難しかった水冷システムですが、メンテナンスのいらない水冷CPUクーラーをこのたび採用できました。ハイエンドマシンはどうしても冷却のためのファン音が気になってしまいますが、このモデルでは水冷により大幅に騒音を減らすことができました。これならばハイエンドパーツも騒音を気にせずに搭載できます。やはり当社のPCの特徴は最新のパーツを使用し、他では味わえないパフォーマンスを得られることですので、ぜひ一度この魅力を体感していただきたいと思います。

──来店するユーザーにメッセージがありましたらお願いします。

おかげさまで、ご家族連れや女性の方など、多くの方にご来店いただけるようになりました。今後もさらに楽しく、安心して製品を選べる場を作って行きたいと考えております。多くの方に気軽にご相談いただけるよう、女性スタッフも増やしました。お客様のご要望に本当に合うPCをご提供できるよう、これからも頑張らせていただきます。

──本日はありがとうございました。