新デザインの「旭山動物園号」。車体前面のキリンが目立つ

特急形気動車キハ183系を使用し、札幌~旭川間を走る臨時の特急列車「旭山動物園号」。7月13日から車両デザインが一新され、先頭車両の正面にはキリン(1号車)とホッキョクグマ(5号車)が大きく描かれた。同列車は9月1日まで毎日運転され、9月14日から11月3日まで土日祝日を中心に運転される予定だ。

車両情報

JR北海道 キハ183系

基本情報

国鉄時代の1979年に試作車が登場。当時、北海道の特急列車の主力車両だったキハ80系を順次置き換え、1986年頃までに北海道内の定期気動車特急列車はキハ183系に統一されたという。国鉄時代に登場した0番台は先頭車が非貫通の高運転台構造だったが、後に貫通型の100番台や500番台も登場し、観光列車に改造された車両も存在するなど、バリエーションに富んだ形式となっている。

デビューから30年以上が経過し、新型の特急形気動車も続々とデビューする中、キハ183系は現在も「北斗」「オホーツク」などの特急列車で活躍中。臨時特急「旭山動物園号」では、0番台の内外装をリニューアルした専用車両が使用されている。