キハE200形を使用した普通列車が小海線を走行

小海線でキハ110系とともに営業運転を行うのが、ハイブリッド鉄道車両キハE200形。車体前面や側面には「HYBRID TRAIN」のロゴがデザインされている。騒音も低減されているため、これまでのディーゼルカーとは異なる乗り心地だという。

列車情報

JR東日本 キハE200形

基本情報

営業車としては世界初となるハイブリッド鉄道車両で、発電用ディーゼルエンジンで発電した電気と、蓄電池に充電した電気を効果的に利用して走行する。

ディーゼルハイブリッドシステムの採用によって燃料消費量が低減され、窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量も約60%低減。駅停車時のアイドリングストップにより、エンジン騒音も約30デシベル低減されている。

同車両は3両が新造され、2007年7月31日より小海線にて営業運転を開始した。愛称は「こうみ」。片側2扉の両運転台車で、車内はセミクロスシート(クロスシートは横2列+1列)に。総定員は117名(座席数46)となっている。