「写真とCGを同時に売る俺こそがリアルマルチ商法」(佐藤ポン語録より)

iStockphoto出品者の仲間入りを果たし、世界に向け販売スタートした私。2011年の終盤になって、想定よりやや遅れ気味であるが絶好調である。この勢いを緩めないように次々と作品を提出し、佐藤ポンコレクションを販売サイトに並べたい。世界中のクリエイターたちが、私の作る素材を待っているからだ。

さて、今回iStockphotoで登録を試みるのは、3DCGではなくて写真である。写真でもサクセスして、そろそろマイナビニュースの担当編集者を安心させてやってもよいだろう。

とは言うものの、やはり一度も審査に通っていない写真だけで攻めるというのは戦略的にナンセンス。一週間にアップできる枚数は18枚までと限られているので、3DCGと同時進行で写真を審査に提出していくことにする。これなら、仮に写真がNGだとしても、審査通過率の高い3DCGは登録できる。私のプライドも傷つかない。

それに、この方法ならば1枚の写真を念入りにレタッチできる。もちろん3DCGもレンダリング後にレタッチを行なっているが、写真よりも作業時間は短く済ませられる。今回は1枚の写真を丹精込めてレタッチしよう。

今回制作した3DCGは「ダウンロード/アップロード」のイメージ。複数レンダリングした画像を合成して審査に提出した。

写真のほうは「ソーラーパネル」を用意。青く晴れ渡った空の下で、ソーラパネルがキラキラと反射しているすばらしい写真だ。これは環境問題が大きくなっている今の時代にマッチしているはず。

しかし、この写真はスペースの約半分を青空が占めている。私は連載47回でiStockphotoのA氏に、「空は腕が上がるまでやめたほうがいい」と教わったことを思い出した。だが、あのころの自分といまの自分は違う。あえて難易度が高いと言われている空の写真を使い、審査に通してやろうではないか。

晴天下に撮影したのでISOは「100」。これならノイズも少ない。トーンジャンプについてもしっかりと確認した。部分的にトーンジャンプが発生しており、危険だと感じた箇所もあったので、少量の粒子ノイズを追加しておいた。もちろん、ゴミ取りと色の調整も行なって審査に提出。これだけレタッチに注力したのだから、審査に通ってくれるのではないかと期待している! 続報を待て。

丁寧にレタッチした写真を審査に提出