さて、前回の最後で「イベントが発生」とお伝えしました。そのイベントとは、ストックフォトをスタートして初めてのオフ会参加です!

「俺レベルなら仲間にしてやる」(佐藤ポン語録より)

夜景を足元に眺めながら夜の渋谷で開かれた、一流ストックフォトグラファーたちのオフ会(写真はイメージです)

事の発端はPIXTAのメッセージだった。これまでに何度もアドバイスをくださっていたフォトグラファーA氏から、「今度、友人のカメラファンと集まるんだけど、よかったら参加しませんか?」と声をかけていただけたのだ。これは、世に言う「オフ会」というものではないか! 日ごろ秋葉原で生活をしている私は、アニメやゲームのオフ会というのはよく聞く。しかしカメラのオフ会というものには縁がなかった。しかも、このA氏は、PIXTAにおける売り上げ枚数を示す王冠の色もゴージャス。このようなPIXTAで成功している人と会える、話が出来る、儲けるコツが盗める! というわけで、ふたつ返事で参加希望の返信をした。

オフ会、当日。私は威風堂々と指定された渋谷駅近くにあるバーに向かった。その店は、静かな雰囲気のおしゃれなバー。A氏には会ったことがないので、カウンターでA氏の名前を伝え、予約された席に案内してもらう。席ではふたりの男性が笑顔で待っていた。

A氏はIT系の仕事を本職に持つストックフォトグラファー。つねに笑顔で、とても物腰の柔らかい男性。ストックフォト歴は古く、なんとPIXTAのサービスが始まった直後にクリエイター登録を済ませているという。撮影する写真はオールジャンルで、風景もモデル撮影もこなす。しかもA氏はお子さんを持つパパで、日ごろから超美麗な子供の写真を撮影し、家族を喜ばせているとのこと。なかなかのプロフィール。これから、私のライバルとして台頭してくるかもしれない逸材だ。

そしてもうひとりのB氏は、A氏とプライベートでも仲の良い人物。体格がよく、ちょっと怖い。いや、原稿だから書ける。はっきり言って怖い。そして見た目を裏切らずお酒が大好きで、ホームタウンは夜の六本木とのこと。そんなカタギには見えないB氏だが、A氏によると写真の腕前はプロ顔負け。A氏はその腕前に惚れて、ストックフォトの世界に引き込んだそうだ。B氏も私のライバルにふさわしい人物だ。

各自の自己紹介が終わると、濃厚な「大人のカメラ談義」が始まった。いつから写真に興味を持ったのか? どんな機材を使っているのか? 今後どのような写真を撮っていきたいのか? どんな写真が売れるのか? などなど、酒を飲みながらカメラ/写真/ストックフォトについての熱く語らう我ら3人。渋谷のバーは、ストックフォト三国志と呼んでも過言ではないほどの熱い語らいの場と化した。

カメラ談義に夢中になっていると、後ろから「お待たせしました!」と若い女性の声が聞こえた。振り向くと、そこにはスタイルのよい美女が立っているではないか。なぜ、この熱い場に美女が? 私は何かに騙されたのか? この美女の正体は? この後に起きた緊迫の急展開は、次回お伝えしたい。

写真はあくまでもイメージで実際のオフ会場所とは異なります