「2010年は池上彰で、今年は佐藤ポンらしい」(佐藤ポン語録より)

iStockphotoの世界規模の撮影会「iStockalypse」の世界規模密着レポートをお伝えしている最中の本連載だが、この年末年始に大きな動きがあった。正直、私の腕前を考えると遅すぎる春的な出来事でもあるのだが、ついに私のストックフォトがPIXTAで売れたのだ!! まあまあ嬉しいので、本来はこの原稿を書くよりも先に祝杯(もちろん担当編集者のおごり)をあげたいところだが、ここは冷静沈着かつ全盛期のジム・キャリーそっくりのビューティフルフェイスである私らしく、いつものように原稿を書いていきたい。

ついにストックフォトが売れた。読者の皆さんも歴史の証人だ

「知らせがあるなら、俺をただ見つめればいい」(佐藤ポン語録より)

それでは、「PIXTAで写真が売れるとどうなるのか?」という流れを紹介しよう。これは、私のような売れたストックフォトグラファーにのみ可能な貴重なレポートである。

PIXTAで写真が売れると、PIXTAから1通のメールが届く。メールの件名は「[PIXTA]あなたの作品が購入されました!」というシンプルなものだ。メール本文には購入された写真のIDとタイトル、URLが記されている。購入者の名前は、ニックネームを登録している場合のみ記されるらしい。私のストックフォトを購入してくれた人は設定していなかったため、購入者は「購入者様」としか書かれていなかった。これは、PIXTAに問い合わせても教えてくれないため、プライバシーはしっかり守られている。いったい私の写真のどの部分が気に入って買ってくれたのか、購入者にインタビューしたい気持ちもあるが、調べようがないので仕方がない。

これがPIXTAからのメール。初めは担当編集者からのいやがらせメールかと思って連絡を取ったが、「知りません」と言われ3秒で電話を切られた

「金は俺に懐いてる犬みたいな存在だよ」(佐藤ポン語録より)

最も興味があったのは、売上金の支払い方法。PIXTAからのメールには直接金額は記されていなかった。その代りに、初めて聞く「ポイント」という文字が書いてある。調べてみると、PIXTAでストックフォトが売れると、クリエイターには金額ではなくポイントが加算されるようだ。このポイントを一定量貯めると、1ポイント=1円で、現金かAmazonギフト券、QUOカードに変換できる。なお、変換できる最低ポイント数は、現金の場合は「5000」で、Amazonギフト券は「1000」、QUOカードは「3000」だ。要するに、最低1000ポイントまで貯めないと、写真が売れても意味がないというわけだ。

売り上げたことよりも喜ばしいのは、名前の横に販売実績を示す王冠のアイコンが表示されたこと。まだ最低レベルの青いアイコンだが、これから次々と売りまくって、黄金に輝くアイコンを表示させてみたい。長者への道が確かに大きく動き出した。

次回は、再びiStockphoto撮影会「iStockalypse」レポートをお送りする。この勢いで世界のプロのテクニックを盗みまくり、売りまくるつもりだ。私はひとりでも常勝軍団。

佐藤ポンという素晴らしい名前の横に、青く光る王冠アイコン。これは販売実績がある印で、同時に私が王様でもあるという意味だ