コートを着るにはまだ早いけれども、ジャケットスタイルでは肌寒い。こんな時、あなたはどうしますか? ビジネス・カジュアル問わず、ニット着用が一つの正解であることは間違いないでしょう。
これからのシーズンに欠かせないニット、実は着こなし方がいちばん難しいアイテムでもあったのです。今回はニットの着こなしNG・留意点をスタイリスト森井が一刀両断!
■NG1.腕のねじれに気付かない!
ご存じですか? ニットを着るとき袖が内側にねじれやすいことを。二の腕あたりをご覧ください。斜めにシワが入ることが多いでしょう。このシワの原因は、腕のねじれだったのです!
同様に肩の縫い目の位置が下がっていませんか? これでは肩が下がって見えてしまいます。どんなに高級なカシミヤニットであっても、着方次第ではおかしい訳です。ニットを着るときは、必ず肩の縫い目を確認しましょう。
この縫い目をあるべき位置に戻すことで、リーズナブルなニットも整いますから。画像は3,500円のニットです。
■NG2.カラフルニット100%全開!
「あなたは何色を選びますか?」、カラーバリエーションが豊富なニット。ネイビー・グレー・ブラック、無難な色ばかり選んでいませんか? ジャケットからのぞくカラフルなニットはジャケパンスタイルの華になります。
しかし、ジャケットを脱いだ瞬間、ちょっと派手に見えてしまうことがカラフルニットの課題です。あなたがカラフルニットを敬遠する理由ではないでしょうか? 今回は、そんな弱点を克服する方法を伝授します。
その方法とは、「ニット面積のコントロール」です。シャツと一緒に両腕をたくしあげることで、カラフルな面積の15~20%を抑える効果があるのです。このテクニックを利用して、今年はカラフルニットに挑戦してみましょう。
■NG3.ニットの厚みと上着が不一致!
ニットは色のみならず、生地の厚みも薄いタイプから厚いタイプまでバリエーションが豊富です。特にジャケットに合わせるニットは、薄いタイプの方がすっきり見えます。特にジャストからタイトサイズのジャケットに合わせる場合、地厚なニットではパンパンに膨れ上がってしまいますよね?
一方、ジャストサイズより余るサイズのジャケットでは、地厚ニットを着用しましょう。つまり、ニットの厚みでこの時期限定の体型補整ができるのです。特に痩せ型の方は地厚タイプを選んでみてください!
<著者プロフィール>
森井良行
「ユニクロさえもカッコよく」をキャッチフレーズに、大人カジュアルとして、エレガントカジュアル(エレカジ)を提唱。渋谷・有楽町etc.ショップをまわり、その人だけに似合う服をコーディネートする買い物同行サービスの実績は、のべ3,000人を超え、97%の独身顧客が「女性にほめられた」という。公式サイト「エレカジ」ではコーディネート事例や「モテるファッションアイテム」を日々紹介中。
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