こんにちは。一日3時間をニコニコ動画に費やすダメ社会人、山田井ユウキです。

今日もさっそく最近流行の動画や埋もれている良動画を独断と偏見で皆さんに紹介していこうと思います。選ぶ基準はただ一つ、僕の趣味です!

さて、本連載の第14回で『「ボカロオリジナル」×「歌ってみた」コラボ』を特集しましたが、今回はその第2弾。前回同様、僕がiPodに入れて毎日のように聴いている楽曲ばかりです。

あまり長々と前置きすると紹介できる動画が少なくなってしまいそうなので、さっさと紹介に移りますね!


地味なサムネイル画像でお馴染みの「ジミーサムP」の名曲「Fake Lover」を、歌い手の「【蓮】」が力強く歌い上げた良コラボ。個人的に「【蓮】」の声が大好きです。出だしからいきなりのハイトーンボイスでテンションが上がります。


メジャーデビューを果たした作曲家である「ryo」の初期の楽曲「きみをわすれない」を、歌い手「誓」が歌った作品。素晴らしい歌声を持つ「誓」ですが、まだニコニコ動画への投稿数は少なく、新しい作品が待ち遠しくて仕方ありません。


作曲者は自らも歌い手として活躍している「o.ken」。歌い手は「ルシュカ」。聴くとすぐわかるのですが、ボーカロイドならではの超高音を歌いきる音域の広さが凄まじい。中盤以降の盛り上がりが特にグッときます。


「40㍍P」の爽やかなボカロ曲を、これまた爽やかな声を持つ歌い手の「Φ串Φ」が歌う動画。以前特集した「歌い手で繋ぐ歌アルバム~2009春~」にも収録されており、僕はもう何度リピートしたか覚えてないほど好きな作品です。


作曲は「Re:nG」。歌い手は「Re:A」。よく似た名前ですが、実は普段からよくコラボしているコンビなのだとか。この「le grand bleu」は彼らの作品の中でも僕が特に気に入っている一曲。今年の「歌い手で繋ぐ歌アルバム~2009夏~」にも収録されました。


「tysP」によるボカロ曲を歌うのは、歌い手の「こめる」。なお動画の時間がやや長いように見えるのは、3:15あたりからアレンジ違いのラップバージョンを歌っているため。こちらはまた雰囲気が違って新鮮です。


「春」「夏」とアルバムから紹介してきましたが、「秋」からもご紹介します。「祭屋」による「紅一葉」は、「黒うさP」によるボカロ曲で、僕の大好きな和風テイスト溢れる一曲。ちなみに僕は四季の中で秋が一番好きです。どうでもいい情報ですねハイ……。


「フナコシP」による楽曲を歌うのは「うさ」。彼女の綺麗な声と原曲の雰囲気がぴったり合っているお気に入りの動画。メロディーもボーカルも好きなんですが、一番好きなのは歌詞だったりします。


作曲者の「LOLI.COM」自ら、「ベタなまでのド直球ポップス」と言うように、聞きやすく、それでいて印象に残る一曲です。女性ながらまるで少年のような歌声を披露してくれるのは歌い手の「海苔子」。曲によって歌声がまったく違うので、その他の作品も必聴ですよ。


「DATEKEN」による二胡を用いたバラードを、中国出身の歌い手「パンダ氏」が中国語アレンジで歌ったコラボ動画。オリジナルのPVも楽曲に合っていて、最初から最後まで引き込まれる作品です。


外国の歌い手つながりで、イスラエルの「SquaDus」をご紹介しておきます。「スクァドゥス」と発音するとのこと(ニコニコ大百科より)。声を聴くと「日本人?」と思ってしまうほど日本語の達者な彼が歌う「千年の独奏歌」は、「yanagiP」による異国情緒溢れる名曲です。


外国繋がりでもう一人、韓国出身の「ENE」による「歌に形はないけれど」をご紹介します。作曲は「doriko」。抜群にうまい日本語に加えて、透き通った声が原曲のイメージにとてもマッチしています。


最後は再び「夏アルバム」から、「たまぁ~ずP」によるしっとりしたバラード「墓参り」を、「セリユ」が歌ったコラボ動画です。タイトルに思わず「えっ?」と思うかもしれませんが、色々と考えさせられる歌詞で締めにふさわしい作品ではないでしょうか。

といったところで、今回はここまで。皆さんお気に入りの作曲者や歌い手は見つかりましたか?

……そういえば、いちおうこの「ボカロ曲×歌い手」特集では一人の歌い手につき一曲を紹介していくスタンスをとっているのですが、気に入った歌い手を見つけたら、ぜひマイリストから他の動画も辿ってみてください。

今後も本連載では引き続き、「ボカロオリジナル」×「歌ってみた」の素敵なコラボを探していこうと思います。

勝手エヴァンジェリスト・山田井ユウキ

1980年生まれ。レビューサイト「カフェオレ・ライター」で、映画、漫画、ゲームなどを独自視点からレビューする他、「builder by ZDNet Japan」「ハリウッドチャンネル」など各種媒体で記事を連載中。どんなに忙しくても一日数時間ニコニコ動画に費やすという、社会人としてあるまじき生活を謳歌中。好きな動画ジャンルはゲーム実況、ボカロ、他エンタメ系全般。

(タイトルイラスト:3P3P) ※本コラムで紹介している動画は、作者やサイトなどの都合により削除されることもあります。あらかじめご了承ください。