JRや小田急線が乗り入れる町田駅(東京都町田市)から徒歩5分。肉食系に超オススメの豪快な海賊ダイニング「DAN-CHIKEN-DAN ~WATERCITY~(ダンチキンダン ~ウォーターシティ~)町田店」が12月1日にオープンした。神奈川県を中心に19店舗を展開しているキープウィルダイニングの新店舗だ。海賊ダイニングという業態としては、海老名店に続いて2店舗目となる。

中世ヨーロッパの港町をイメージした店内は、87坪・140席と広々としている

海賊や港町の人々で活気が溢れているイメージを表現。土日に限り、店内でアコーディオンの生演奏も開催している

同店は"海賊の宴"をテーマにした洋食ダイニングキッチン。店内は中世ヨーロッパの港町をイメージしており、木の床でできた桟橋風の入り口を通り抜けると、石畳の空間が広がる。そこにはタパスや新鮮な食材がたっぷりと並べられていて、まるでヨーロッパのマルシェ(市場)のような雰囲気。一方、巨大スクリーンが設置されたテーブル席のスペースは、まるで教会前広場のよう。イタリア・ヴェネツィアにも似た非日常の空間が広がっているのだ。

さらに驚くのは入店した瞬間だ。桟橋の入り口を渡って入店してくるお客に、スタッフが一斉に「ようこそ! ウォーターシティーへ! 」と元気に掛け声をかけるのだ。食事を楽しんでいた他のお客までも一瞬顔を向けるので、店内の人々の注目が来店客に一気に集まり、入店早々、思わずほほ笑み返してしまうといった具合。しかも店内のスタッフの中には、人気の海賊映画に登場するような派手な海賊コスチュームを着た人まで。とにかく陽気で元気で、圧倒されまくるエンターテイメント空間なのである。

海賊姿のスタッフがお出迎え。陽気でワイルドで、お客が乾杯する時はスタッフも一緒に「カンパ~イ! 」と掛け声をしてくれる

「目の前で濃厚シーザーサラダ」(680円)を注文すると、パルメザンチーズの塊が客席に運ばれてくる。お客の目の前でチーズを削り、生野菜と和えてつくってくれる

ボリューム満点の肉料理

看板メニューは、国産の新鮮な鶏肉を使った「骨付きスパイシーチキン」(680円)。特注のロテサリーマシーンで焼き上げるので、外はこんがりキツネ色で、中はジューシーで肉汁がたっぷり。ふっくらとした「自家製の焼き立てパン」(380円)もそろえており、パンに肉汁を吸わせて味わうこともできる。手で肉を持って「豪快にチキンにかぶりつきたい! 」という肉食系には特にオススメだ。

他に「鶏のふわふわパテ」「アランチーニ」(イタリア風ライスコロッケ)といったタパス料理を全11種そろえ、価格はすべて1皿300円で提供。お通しとして提供される「新鮮野菜バーニャカウダ」や、あえてバター風味をきかせてこってり味を追求した「至極のパエリア」(2~3人前2,500円)も人気だ。

骨付きスパイシーチキンに極太ソーセージや牛ステーキ、フライドポテトなど5種を盛り合わせた「肉盛り 2p」(1,280円)。肉のボリュームがすごすぎて大興奮

自家製のブランデースプリッツァーが評判。強炭酸を使っているのでのど越しがよく、肉料理との相性が非常に良い

名物ドリンクとなっているのは自家製の「漬込ブランデースプリッツァー」(6種 全480円)だ。オレンジやグレープフルーツ、マンゴーなどの果実をブランデーに漬け込んだものを強炭酸のトニックで割っているので、のど越しがすっきりと爽快。サワー並みの軽めのアルコール度数で飲みやすく、ヘビーな肉料理でもこのドリンクで最後まで飽きずにどんどん頰張れてしまうのだ。

がっつりした肉料理やタパスをおなかいっぱい食べて客単価は約3,200円。帰りは「(冒険に)いってらっしゃ~い! 」と、これまた陽気にスタッフみんなでお客を見送ってくれる。何だかとても元気が沸いてくる海賊ダイニング。2013年の景気づけに訪れてみては?