【レポート】

重曹にコルク……包丁に付いた頑固なサビを身近なアイテムで落としてみた!

毎日、調理の度に使う包丁。でも、しばらく使わずに放置していたり、手入れを怠っていたりする内に、サビつかせてしまった経験はありませんか? そのまま使うのは何だか気持ち悪いし、サビを落としたくてもどうしたらいいのか分かりませんよね。そこで今回は、家庭にある身近なアイテムを使って包丁のサビを落とせないか試してみました。

比較的軽いサビが付いた包丁(上)と、少し頑固なサビが付いた包丁(下)

重曹を使ってみる

今回、サビがついた包丁を2本用意しました。最初は、刃に赤茶色の色が付いた程度で比較的軽いサビの包丁で試してみます。

軽いサビが付いた包丁(上)と重曹(下)

まず、軽くサビが付いた包丁は、「重曹」を試してみることにしました。重曹は細かな粒子でできているので、クレンザー代わりに使えば、シンクや湯のみなどについた茶渋を落とすことができます。

包丁を軽く水で濡らし、重曹をふりかけて、ボロ布などでこすります。だんだんとサビが取れ、重曹がサビの赤い色に変色してきました。仕上げに食器用のスポンジを使って水洗いすると、サビはすっかり取れていました。軽いサビであれば、重曹でも取ることができるようです。

サビをこすっている内に、重曹がサビの赤い色に変色してきました

クリームクレンザーを使ってみる

次は、1本目よりも腐食が進んだ包丁を試してみます。刃についたサビの部分が盛り上がり、その部分が若干凸凹しています。

1本目よりサビが進んだ包丁

こちらも重曹でも試しましたが、若干、赤茶色の部分が取れただけで、サビはあまり取れませんでした。そこで、もう少し粒子が細かく、洗浄成分も含まれたクリームクレンザーで試してみることにしました。

クリームクレンザーを包丁に付け、ボロ布などでこすります。こすっている内に、だんだんとクレンザーの白い色が赤茶色に変化し、重曹で試した時よりも、サビが薄くなったように感じられました。食器用スポンジで水洗いしてみると、少し凸凹は少なくなったようです。

クレンザーの白い色が赤茶色に変化

アルミホイルを使ってみる

重曹、クリームクレンザーを使ったものの、サビは完全に取れたとは言えず、遠くから見ると刃が茶色く変色したままです。

まだ包丁には茶色いサビがかなり残っています

続いて試したのは「アルミホイル」です。アルミホイルを丸めて、包丁の刃先をこすると、切れ味が復活するというのを聞いたことはありませんか? この「研ぐ力」はサビ落としに有効なのか、早速試してみます。

アルミホイルを丸めたもので、サビ部分をこすります

包丁を水で軽く濡らし、丸めたアルミホイルをサビの部分につけてこすります。しばらくこすっている内に、粉状になったアルミとサビがボロボロと出てきました。確実にサビは落ちているようですが、それでも完全に落としきることはできませんでした。

粉状になったアルミとサビがボロボロと落ちてきました

コルクを使ってみる

ワインなどの栓に使われているコルクも、包丁のサビ落としに有効なようです。そこで次は、コルクを使ってみました。ワインのコルクは入手できなかったため、コルク製の鍋敷きで代用します。

コルクを使ってサビを落としてみます

コルクにはあらかじめ、水を含ませておきます。水で軽く濡らした包丁をコルクでこすってみました。コルクに黒い色が付いたので、少し汚れは取れているようです。でも、完全に落とすことはできず、サビは包丁に残ったままでした。

コルクに水を含ませ、包丁をこすります

茶碗の底を使ってみる

続いて試したのは、陶器の茶碗です。アルミホイルと同様、茶碗の底の部分で包丁を研ぐと、切れ味が良くなるというのを聞いたことはありませんか? そこで茶碗を裏返し、底の部分で水に濡らした包丁を研いでみました。ゴリゴリと研ぎ始めて数秒後、茶碗の底に茶色いサビが付き始めました。これまで試したどの方法よりも、強力にサビを落としているような気がします。

茶碗の底でサビついた部分をこすりました

しばらく茶碗の裏で研ぎ続けましたが、刃に付いた赤い色のサビは落ちたものの、茶色い部分はそのままです。何とか、銀色の刃の色を取り戻す方法はないでしょうか。

まだ茶色い部分は残っています

クレンザー・コルク・茶碗の裏の合わせ技を試してみる

最後に、これまで試した様々な方法を組み合わせてサビ取りをしてみました。

クリームクレンザーを付け、水を含ませたコルクでこすります。「クリームクレンザー」「コルク」を単独で使っていた時よりも、サビ汚れがはるかによく取れるような気がしました。間近で見ると、サビの色が薄くなり、銀色の金属部分が顔を出しているのが分かります。

クリームクレンザーを付け、コルクでこすります

その後、茶碗の底で研いでみました。先ほど、あれほどゴリゴリと研いだのに、まだ茶色い汚れが茶碗の裏に付きます。これは期待できそうです。

再び、茶碗の底で包丁を研いでみました

しばらく研いだ後、包丁を食器洗い用スポンジを使って水洗いしてみると、刃に付いたサビ汚れが取れていました。少し黒いポツポツは残っていますが、先ほどまでの赤茶色でボロボロだった包丁とは比べ物になりません。

黒ずみは取れませんが、赤いサビは取れています

赤いサビが取れた包丁

サビ汚れに応じてアイテムを使い分ける

今回、様々な方法を使ってサビ落としに挑戦しましたが、かなりサビが進んでいる場合は、複数組み合わせた方が効果的であることが分かりました。軽いサビは「重曹」「クリームクレンザー」などで手軽に落ちるため、包丁にサビが付いているのを発見した場合は、なるべく早めに処置するのがオススメです。しかし、サビがひどい場合、家庭での処置に限度があるため、専門のお店にメンテナンスを頼んでもいいでしょう。

包丁をさびつかせないためには、日頃からの手入れが何よりも大事。金属でできた包丁は、湿気があるとさびやすいため、使い終わったら良く洗い、水気を拭き取ってからしまうようにしたいですね。さびついた包丁は切れ味も悪くなるので、お料理の段取りにも影響しがち。手入れをしっかり行い、サビに気が付いたらひどくならない内に落とすようにすることを心がけたいものです。

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