最新の第7世代Intel Core i5を搭載し、基本性能は合格

dynabook UX53/Dは、PCとしての基本性能も充実している。CPUとしては、開発コードネーム「Kaby Lake」こと最新の第7世代Intel CoreプロセッサであるCore i5-7200U(2.50GHz)を搭載している。Core i5-7200Uはデュアルコアだが、Hyper-Threadingテクノロジーをサポートしているため、最大4スレッドの同時実行が可能である。2in1 PCや超薄型モバイルノートでは、より消費電力の低いYプロセッサを搭載したものが多いが、dynabookUX53/Dは、定格クロックが2.50GHzと高いUプロセッサを採用しているため、一般的な作業なら性能は十分だ。

標準搭載のメモリはDDR4-2133を4GBだが、メモリスロットは2基用意されており、最大16GBまでの増設が可能だ。ただし、ユーザーによる増設はできないことになっており、増設をする場合は、東芝安心サポート修理相談窓口に相談する形となる。

メモリは8GBを実装して欲しかったところだが、4GBでもストレージが128GB SSDなので使用感は快適だ。SSDはSATA 3.0接続であり、PCI Express/NVMe対応の超高速SSDに比べるとパフォーマンスは落ちるが、普通に使っていて不満を感じることはまずない。OSはWindows 10 Home 64bit版(Creators Update適用)で、Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属する。

ストレージ性能を計測する「CrystalDiskMark 5.2.1」の結果は以下の通りだ。シーケンシャルリード(QT32T1)は556.8MB/秒、シーケンシャルライトは342.8MB/秒であり、SATA 3.0接続SSDとしては、シーケンシャルリードはトップクラス。シーケンシャルライトはやや遅いが、もちろんHDDに比べると遙かに高速である。

CrystalDiskMark 5.2.1の結果

ノングレア液晶で目に優しい

液晶ディスプレイは13.3型IPSで、解像度は1,920×1,080ドットのフルHDだ。タッチには対応していないが、液晶表面はノングレア(非光沢)仕上げで外光の映り込みが少なく、長時間の使用にも向く。

また、液晶は工場出荷時に色補正を行っており、自然さを損なわない鮮やかな発色だ。この色補正はオンオフでき、視野角も広く、ビジネス用途にも適した液晶といえるだろう。左右ベゼルの幅は約11mmで、狭額ベゼルというほどではない。液晶上部には約92万画素のWebカメラとデュアルマイクが搭載され、ビデオチャットなどに利用できる。

液晶は13.3型IPSで、解像度は1,920×1,080ドットのフルHD