デュアルポンプ搭載の簡易水冷
Enermaxは、オールインワン水冷CPUクーラーの新モデルとして「Liqtech II」を展示していた。大きな特徴は、ポンプを2個、ラジエータと水冷ヘッドにそれぞれ搭載していることだ。ブースの説明員は、片方のポンプが壊れても冷却が可能な信頼性の高さをアピールしていた。TDPは400W以上。2017年Q4の発売予定だ。
なおこのLiqtech II、もう1つユニークな機能がある。それはジェスチャーコントロール機能で、そのために試作機には水冷ヘッドにIRセンサーが内蔵。手を近づけることで、水冷ヘッドの発光カラーを変えられるようになっていた。正直、なぜ付けたのか意味は良く分からないが、単刀直入に聞いたところ「面白いから」というのが答えだった。
またDIY水冷向けには、ポンプ内蔵リザーバの新モデル「NEOChanger」を投入する。マザーボード側からLED制御できるようになっており、RGBヘッダ用の4ピンコネクタを装備。そのほか揚程が5.2mという強力なポンプ性能もアピールされていた。
あらゆるパーツのLEDを同期制御
Corsairは、オールインワン水冷CPUクーラー「Hydro」シリーズの次世代モデルを参考出展していた。スペック的なものは不明だったが、RGB LEDを備え、ポンプは静かで効率の良い新型を搭載するという。ファンも新しくなるとのことだ。
また同社は、ケースファン、水冷ヘッド、LEDストリップ、キーボード、マウスパッドなど、あらゆる光モノパーツを同期させるというコンセプト「SYNC it」のデモを行っていた。効果はとにかく派手なので、以下の動画を見て欲しい。
<動画>Corsairの「SYNC it」デモ(※音が出ます) |
RGB LED内蔵のオールインワン水冷
RAIJINTEKの「Orcus」は、水冷ヘッドもラジエータファンも派手に光るオールインワン水冷CPUクーラーである。水冷ヘッドにはRGB LEDが内蔵されており、マザーボード側からのLED制御に対応。水冷ヘッドはフローインジケータも内蔵していて、水流を視覚的に確認することが可能になっている。
360度どの方向でも冷やせるファン
IN WINが展示していた「Mars」は、搭載したヒンジで向きを自由に変えられる12cmファン。普段は排気/吸気用に使っておいて、必要なときだけ直接CPUを冷却するような利用方法が可能だ。またケーブルは3ピン/USBの交換方式で、ケースファンのほか、モバイルファンとしても利用することができる。