「AI-503」はソニーのBTコーデックLDACに対応

一般向けの展示ゾーンには、ハイレゾ対応アンプ「AI-503」のプロトタイプが公開されていた。旭化成のDAC「AK4490」を搭載して、DSD 11.2MHzやPCM 384kHzといったハイレゾ音源に対応。左右のチャンネルを徹底して独立させたデュアルモノーラル構造を採り入れている。

ハイレゾ対応アンプ「AI-503」。丸いメータといい、ヘアラインの美しい天板といい、フォトジェニックな製品でもある

そして密かな目玉機能として、ソニーの高音質Bluetoothコーデック「LDAC」をサポート。LDAC対応のウォークマンと組み合わせれば、Bluetooth接続時でもPCM 96kHz相当のハイレゾサウンドを楽しめる。「ヘッドホンだけでなく、スピーカをつなげて空気を震わせてほしい」とは、ティアック 執行役員 マーケティング本部長の伊東氏談。欧州での発売は2017年2月ごろ、1,000ユーロほどの価格を予定している。もちろん、日本でも発売される計画だ。

背面と主な仕様

ターンテーブルの新製品も

欧州では、ティアックのターンテーブルが若い世代まで含めて人気だという。IFA2016では、フォルクスワーゲンのT1 Berlinをブースに入れて、50年代風の色調でコーナーを演出。Bluetooth対応の新製品「TN-400BT」が来場者の注目を集めていた。

ピッカピカのフォルクスワーゲン「T1 Berlin」がブース内に。記念写真を撮る来場者が続出

ターンテーブルの色もコーディネート

こちらがBluetooth対応の新製品「TN-400BT」。ナチュラルウッド素材の台座とS字アームが印象的。78回転にも対応しているので、レコードを持っている人がいればぜひ

フォルクスワーゲンバンの後部に「TN-400BT」のカラバリが

オリビア・ニュートン=ジョンのジャケットに感涙