【レポート】

声優・内田彩、初の武道館公演で9000人動員 - 全34曲披露し1stシングルも発表

声優・内田彩のワンマンライブ「AYA UCHIDA Complete LIVE ~COLORS~」が13日、東京・日本武道館にて開催された。

会場は9000人あまりのファンで埋め尽くされた

本公演は、内田彩が持ち歌全34曲を披露することが話題となっていたライブ。初の日本武道館公演ということもあり、開演前から会場は約9000人のファンによる熱気に包まれていた。

ライブスタートと同時に客席のサイリウムは一気に緑一色に。内田は、花道を通りセンターステージに登場した。一曲目に選ばれたのは、「妄想ストーリーテラー」。場内にはピンク色のサイリウムの花が咲き、中央で歌う内田の衣装はカチューシャからドレス、靴に至るまで真っ白なコーデで、背中には白い羽をあしらっており、その姿は天使と見紛うばかりだった。

"ドキドキが止まらないんだよ"とアカペラで始まった「Floating Heart」。ステージ後ろに設置されていた白い幕が降り、階段にバルコニーと、お城のエントランスを模したようなセットが登場。「武道館、カラフルに染めていくよー!」と発すると紙テープが噴射され、会場が彩られていく。

内田彩

「Party Hour Surprise!」、「スニーカーフューチャーガール」とノンストップで飛ばしていき、ステージ中央にスポットライトが当たると、内田は周りをキョロキョロ。センタースクリーンにはパンダのイラストが表示され、内田の手にはパンダのパペットが。曲はもちろん「泣きべそパンダはどこへ行った」。パペットを使った振付もおなじみで、客席でも同じようにパペットを装着しているファンが何人もいた。

お次はパンダからタンバリンに持ち替え、「キックとパンチどっちがいい?」。"あのね あのね あのねっね"とパンダパペットに語りかけるように歌い上げていた可愛らしさから一点、"消えろ~!"とひとつの恋が終わった強い女性を演じていく内田の感情表現の巧みさには驚かされる。

MCでは、「先ほど、大声で"消えろ"と言ってしまいましたが、本日は内田彩コンセプトライブにようこそ~」と取り戻した笑顔で歓迎する。「『COLORS』だけにみんなと一緒に色とりどりのライブを作っていけたらと思っています。みんなをよりカラフルな世界へご招待します!」の言葉通り、ひまわりを手にした「Let it shine」では黄色、「オレンジ」ではオレンジ色、青い雨傘を振付に取り入れた「Sweet Rain」では青色、そして「最後の花火」では真っ赤なサイリウムが咲き乱れていく。

続くMCでは武道館公演について語っていき、「シングルを出していない人が武道館に立っていいのかな」という不安を見せるも、「武道館ライブが出来るのは、(応援してくれる)みなさんがいるからです」と感謝の言葉を贈った。そして、武道館の玉ねぎ(擬宝珠)について触れ、自身の1stアルバム『アップルミント』を「青い木の実」、2ndアルバム『Blooming!』を「咲く」となぞらえ、「私は玉ねぎじゃなくて、球根に見えるんだよなあ。ここから芽が出るという象徴に見えてならないのです。今日はいままで見せたことのない私の曲や表情、景色をみんなで楽しんでいきたいと思います。武道館のてっぺんから新しい芽を発芽できればと思いまーす!」と、武道館公演を最大に楽しむ準備は出来ている様子だ。

また、ラジオでも度々言及している「お水おいしー」について、「やっとかないとね」とステージ中央で水を飲む内田。客席からの「お水おいしー?」との問いには「最高においしー!」と笑顔で返していた。

そして「へらへらしているだけがうっちーじゃないんだぞ」と始まった「ONE WAY」では約3~4mの高さのリフトから客席を見下ろしていく。笑顔はまったくない。「シリアス」ではステージに設置されていたセットの一部が回転し、生バンドが登場。この瞬間まで姿を表さずに裏で演奏していたという豪華な演出となっている。

自らが30歳になり、全国ツアーなどを経て芽生えたファンへの感謝の気持ちを込め「ハルカカナタ」を披露。「Daydream」ではカチカチという時計の音と鳴り響く鐘の音と共に、ピンク色のドレスに衣装替えして登場。「ピンク・マゼンダ」をはさみ、「いざゆけ!ペガサス号」では白と黒のドレスに早着替え。 "それが日本武道館のテーマ"、"私には読める、ぶどうかーん"と歌詞を変更する余裕も見せつける。

「Merry Go」ではサイリウムを手に光らせ武道館をカラフルに染めていき、「キリステロ」ではバンドメンバーを従えステージを駆け回る。ミント色の衣装に着替えた「Growing Going」ではタオルを振り回し、「ドーナツ」では用意されたトロッコでアリーナ席を端から端まで大移動と大忙しだ。「Go!My Cruising!」は先ほどより高くなったリフトに乗り、3階席と同じ目線で歌うというパフォーマンスも見せてくれる。「今日一番の笑顔を私に見せて―! 日本武道館のみんなで笑顔の花を咲かせてください」と「Blooming!」を披露していく。

ここで、内田から重大発表として、1stシングル「SMILE(スミレ)」(表記未定)を発売することがアナウンスされ、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。

「スタッフさんから、ソロ活動で印象に残っているのが笑顔だと聞きました。『内田さんは作品にもライブにも笑顔が溢れているよね』って。なのでぴったりかな」とタイトルについてコメント。そして「ソロデビューが本当にいやで、一人では笑えないことも、泣きたいこともたくさんありました。でも、(曲を)リリースして、みんなが聴いてくれて、返してくれることで笑顔になれました。初めてのシングルは、みんなの笑顔を詰め込んだシングルにしようと思っています。いつもいつも私についてきてくれて、たくさんの笑顔を返してくれて、ありがとうございます」と改めてファンへの感謝を言葉にし、「アップルミント」を歌い上げた。曲終了後、ジェスチャー付きで「みんなありがとー、おおきなまる! はなまる!」と今日一番の笑顔を見せた。

「コンプリートするにはまだ1曲足りません。コンプリートに欠かせないのは、みんなです。最後にこの曲を送りたいと思います」と、9000人のファンへ「with you」を届けた。ここでバンドメンバーを見送り、たった一人でファンに向き合ったのは感謝を伝えたいという内田の真摯な気持ちからだろう。

最後の曲を終えると、内田はセンターステージから客席へ向かって丁寧に手を振り続け、この日何度も言葉にしたファンへの感謝の気持ちを体で表すように深々と礼をしていた。

なお、1stシングルは2016年秋に発売決定。10月には内田彩の音楽活動に密着したテレビ番組の放送も決定しており、5月に開催されたCONCEPT LIVE、6月に開催されたツアーの裏側や、新たに収録されたロケ映像など盛りだくさんの内容になっているという。

「AYA UCHIDA Complete LIVE ~COLORS~」セットリスト

M-01 妄想ストーリーテラー
M-02 Floating Heart
M-03 Party Hour Surprise!
M-04 スニーカーフューチャーガール
M-05 泣きべそパンダはどこへ行った
M-06 キックとパンチどっちがいい?
M-07 Let it shine
M-08 オレンジ
M-09 Sweet Rain
M-10 最後の花火
M-11 ONE WAY
M-12 afraid...
M-13 シリアス
M-14 Like a Bird
M-15 MELODY
M-16 ハルカカナタ
M-17 Daydream
M-18 ピンク・マゼンダ
M-19 いざゆけ! ペガサス号
M-20 color station
M-21 Merry Go
M-22 リードを外して
M-23 笑わないで
M-24 Sweet Dreamer
M-25 Ruby eclipse
M-26 絶望アンバランス
M-27 キリステロ
M-28 Growing Going
M-29 ドーナツ
M-30 Go! My Cruising!
M-31 Blooming!
M-32 Breezin'
M-33 アップルミント
M-34 with you

Photo:草刈雅之

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