米Appleの開発者向け会議「WWDC 16」が13日(現地時間)に開幕。キーノートでは、iOS、Apple Watch向けのwatchOS、Apple TV用のtvOS、そしてOS Xから名称が変更されたMac向けのmacOSなどが発表された。
まずは、CEOのティム・クックがステージへ。オープニングのムービーはなく、スピーチに入る前に、米国フロリダ州オーランドで起こった銃乱射事件について哀悼の意を表した。Appleコミュニティは、世界中の多種多様な人々から構成されており、多様性を受け入れる場所であるという言葉の後、乱射事件の被害者と彼らを愛する人々に、黙祷を捧げると続け、会場は黙祷。重々しい空気は流れたが、他者に対する配慮という、アップルの思想を再確認するスタートでもあった。
続けて、今年は27回目の開催であることを告げ、しばし、数字の話題が続く。Appleプラットフォームの開発者は1,300万に、74カ国から5,000人の参加者、そのうち72%が初参加、350人のスカラシップ、18歳以下の参加者は120名など。最少年の参加者はなんと、9歳。クックCEOは、その9歳の彼女と昨日会ったことを報告し、素晴らしい開発者であると評価した。現在、App Storeには200万本のアプリが存在し、1,300億を越えるアプリがダウンロードされているとのことだ。開発者に支払われた金額は500億ドルにも及ぶ。