例年より少し早く、夏の定番ITイベント「COMPUTEX TAIPEI」が開幕する。「COMPUTEX TAIPEI」は、台湾・台北市で開かれる世界最大級のコンピュータ見本市で、2016年の会期は5月31日から6月4日までの5日間となる。

COMPUTEXのメイン会場のひとつ「Taipei World Trade Center」(TWTC)。ここでは展示ブースが設けられる

CPU/GPUメーカーや各デバイスメーカーなどから、新製品・新情報がお披露目されるCOMPUTEX。2016年の注目は、現行APU・Carizzoの次世代版となる「Bristol Ridge」こと第7世代AMD AシリーズAPUの正式発表を予定しているAMDだろう。AMD関連では、Bristol RidgeのほかCES 2016で同社が発表した次世代GPU「Polaris」に加え、新x86コア「Zen」を採用したCPU「Summit Ridge」の追加情報が出る可能性もある。

AMD以外に目を向けると、この5月で続々登場しつつあるIntel製CPU「Broadwell-E」対応のX99マザーボードや、27日22時に販売解禁となったNVIDIAの新GPU「GeForce GTX 1080」を搭載したメーカー製グラフィックスカードの展示も見込まれる。

このほか、2016年のCOMPUTEXでは、200以上のスタートアップ企業を集めた「InnoVEX」、スマート・テクノロジー関連のトレンドを紹介する「SmarTEX」といった新設エリアが追加される。また、VRやe-Sportsといったゲーミング関連展示にも注力するとされており、IoTガジェットやゲーム関連の新情報も楽しみにしていきたい。

台湾で一番高いビル、台北101。このタワーの中でも、メーカーの展示が行われる

TWTC入り口には巨大な告知が掲示されている

今年も会場は絶賛設営中。例年よりは設営が進んでいるようにも見えるが、果たして明日の朝に間に合うのかどうか(とはいえ毎年無事にでき上がっているので、きっと今年も何とかなるのだろう)

毎年のことながら、2016年も会場は絶賛設営中だ