今年も残すところあとわずか。マイナビニュース・クリエイティブチャンネルでは、今年もクリエイターにむけた情報を多数発信してきました。

ここでは、本チャンネルで掲載した2015年の記事の人気ランキングを公開。上半期(2015年1月~6月)に掲載した記事で、特に人気の高かったトップ5を発表します。

1位

【レポート】「あなたに見えたのは白×金のドレス?青×黒のドレス?」世界中を巻き込んだドレス騒動を科学的に検証する

上半期1位となったのは、3月2日掲載のこの記事。発信地の英語圏のみならず、日本国内でも大きな話題を呼んだ「たった1枚のドレスの写真」、覚えている方も多いのではないでしょうか?SNSが普及した今、一見するとごくありふれた素人らしい写真ですが、そのドレスの色が「青と黒」に見える人と「白と金」に見える人で世界中が大きく二分されました。

この記事はブログニュースサイト「カラパイア」からの提供記事ですが、記事中でこのドレスの色が違って見える理由から画像の出自までが解説されていたことから、多くの人にとって「なぞなぞの答え合わせ」的に読まれたものとなりました。

2位

【レポート】デザイナーはなぜMS Pゴシックを使わないのか? - エディトリアルデザイナーに聞いてみた

Microsoft Officeにデフォルトで収録されている「MS Pゴシック」。多くの人にとって非常に身近なこのフォントを、なぜデザイナーが業務で使わないのか。その「人気のなさ」の理由を、「デザイナー・Sさん」に解説してもらったこの記事も大変な注目を集めました。

デザインの重要な要素「フォント」の一種でありながら、デザイナーにとってはその仕事道具として見られることが極端に少ない「MS Pゴシック」。その出自や造形のクセなどを指摘し、落ち着いたトーンでその理由を解剖してみせたその内容には、フォントデザイナーから普段はフォントを「読む」側の人まで、幅広い人たちから好評が寄せられました。

それを受けこの記事以降は「Sさん」という覆面を取っていただき、日本最大級のエディトリアル/グラフィックデザイン企業・コンセントのデザイナー・佐々木未来也さんとして、「【連載】フォントから考える」を現在手がけていただいています。

3位

【連載】デザイナー哀の劇場 R(リターンズ)

3位となったのは、デザイナーでもある人気漫画家・まずりんさんが手がけた「デザイナー哀の劇場 R(リターンズ)」。前作「デザイナー哀の劇場」の人気を受けた続編(全10)回のうち、クライマックスの第9回です。この回では、クライアントが没案を勝手に使っていたのを発見した…というエピソードが描かれました。

デザインの現場では複数のデザイン案を提案し、最終的にひとつを採用する流れが一般的なのですが、「没」になった案も「おまけ」と考えてしまうクライアントも、この漫画のようにいるのかもしれませんね…。「デザイン案はひとつひとつが商品」というまずりんさんのコメントに賛同する声が多く寄せられました。

4位

54万円の"漆箱入りのど飴"を限定発売- アンディ・ウォーホル×味覚糖

「54万円の漆箱」なら、美術品としては珍しくない品かと想像しますが、その中に「のど飴」が入っていたらどうでしょうか? 4位は、UHA味覚糖が現在も展開中の人気商品、「アンディ・ウォーホル」コラボのど飴の特別版です。

漆箱の表面にウォーホルの代表作のひとつ「Flowers」をシルクスクリーンで絵付け。漆箱にはさらに外箱が付属し、ウォーホルが好んで使用していたとされる色"シルバー"をあえて銀箔で表現するなど、凝りに凝った一品。その意外性と、単なるネタに終始しないスペックの隙の無さから、多くの人がチェックしました。

5位

東京都・上野で「大英博物館展」開催-現代を象徴する"モノ"の人気投票も

英国・ロンドンにある大英博物館の所蔵品が展示された「大英博物館展」の開催告知記事が5位でした。最初期の石器から現代のクレジットカードに至るまで、さまざまな時代・地域のモノを"人類の文化遺産の殿堂"として所蔵している同館の膨大なコレクションから100点をピックアップし、世界の歴史をたどる構成となっている。

現代を象徴するモノをWeb上の一般投票で決定する「あなたが選ぶ"101点目"」など、展覧会会場だけでおさまらない企画も展開されています。なお、同展は現在神戸会場(神戸市立博物館)にて巡回展が開催中。会期は年明け1月11日までです。