YOGA Tabならではの"変わった形状"には工夫がいっぱい

さて、レノボではYOGAシリーズのタブレットを2013年から展開している。「YOGA Tab 3 Pro 10」はその名が示す通り、3世代目の製品となる。YOGA Tabの特徴は、一般的なタブレットとはやや異なる形状にある。底部が円筒状になっており、そのスペースを生かして大容量バッテリを搭載。ちなみに「YOGA Tab 3 Pro 10」は、円筒状の部分だけでなく、背面にもバッテリを搭載することで約18時間の長時間駆動を実現している。

底部が円筒状になった独特な形状

また、円筒状の底部にはスタンドを備えており、このスタンドを使って、動画を見やすく立てて使うことができるほか、寝かせて少しだけ浮かせることや、スタンドについた穴を使ってぶら下げて使うこともできる。"YOGA"という名前通り、行くとおりものフォルムに変形し、活用できるのだ。タブレットにスタンドを搭載しているのは、なにも某社の製品だけではないわけだ。

スタンドを個別に買わなくてもそのままで自立する

ある程度ならば角度の調節も可能

わずかに傾けたいときにはこのチルトモードが便利だ

スタンドには穴が設けられており、これを利用することで壁にかけたりできる

このスタンドは通常、ロックされており、背面のボタンを押すことでロック解除されて、動かせるようになるので、勝手に開いたりしなくて使い勝手がいい。そして、スタンドをたたんで手に持つ場合でも、丸いふくらみが手にフィットしてホールドしやすい。一見奇抜に見える形状だが、使ってみるとメリットが大きい。

このロック機構は第3世代モデルから。従来モデルで「スタンドが出しにくい」という声に応えたものだ

ふくらみのおかげで片手で持ちやすい

ディスプレイサイズは10.1型で、解像度は2,560×1,600ドットと極めて高い。コントラストが高く発色もいいので、この本体のディスプレイ自体で映画を見ても、かなりいい感じだ。専用のスタイラスではなく、既存のボールペンなどをスタイラスとして使えるAnyPenテクノロジーにも対応している。