多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。ここでは、『スマホにUSBキーボードを接続できる?』という質問に答えます。

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結論からいうと、一定の条件を満たしていれば、Android端末でUSBキーボードを利用することは可能です。Bluetoothキーボードでは時折発生する通信の切断がなく、電池の手配やバッテリー残量など電源に関する心配が不要なため、文章作成を重視するユーザにとっては有効な選択肢となります。PCで使い慣れたキーボードをAndroidでも、というニーズにも応えられます。

USBキーボードを接続する場合は、「MicoroBオス」を「Aメス」に変換するアダプタが必要です。数百円程度で販売されていますから、導入コストが問題になることはないでしょう。端末によってはUSBキーボードの利用を制限していることもありますが、多くの端末はこの方法で接続できます。ただし、USBキーボードを使う間は充電用の端子を塞ぐことになるうえ、わずかとはいえバッテリーを消費しますから、Android端末側のバッテリー残量には注意しましょう。

Android 4.1以降の端末であれば、USBキーボードは変換アダプタ経由で接続するだけで認識されます。あとは「設定」から「言語と文字入力」画面で適切なキーボードの種類とキーボードレイアウトを設定すれば、文字入力に対応したアプリでキーボードとして利用できます。キーボードによっては、「日本語106/109キーボードレイアウト」などGoogle Playで公開されているキーマップを利用すべきかもしれません。

USBキーボードを利用しはじめると、画面を半分近く占拠するソフトウェアキーボードが目障りに感じはじめるかもしれません。その場合は、ソフトウェアキーボードを非表示にするIMEアプリを導入しましょう。ATOKの場合、設定画面にある「ハードキーボードを優先」をチェックしておくと、USBキーボードが接続されたときソフトウェアキーボードが自動的に非表示となるため、おススメです。

変換アダプタ経由で接続し適切なキーマップを指定すれば、Android端末でもUSBキーボードを利用できます

(記事提供: マイナビニュース・携帯ch)