機材とテスト環境の紹介

今回は試用機としてASUSの「STRIX-R9380X-OC4G-GAMING」を使うことができた。ゲーマー向けブランド「STRIX」の製品で、セミファンレス仕様の「DirectCU II」クーラーを搭載する。製品名から分かる通りオーバークロックモデルで、動作クロックを970MHzから1,030MHzに引き上げている。

STRIX-R9380X-OC4G-GAMING

STRIXシリーズではおなじみのふくろうの目を模したクーラー

基板以上の面積があるヒートシンクと極太のヒートパイプを組み合わせる

背面はバックプレートでカバー

補助電源は6ピン×2

出力インタフェースはDVI×2、HDMI×1、DisplayPort×1

GPU-Zでの表示

比較用のモデルとして、GeForce GTX 960搭載の「ASUS GTX960-MOC-2GD5」とGeForce GTX 970搭載の「GTX970-DCMOC-4GD5」を用意した。Radeon R9 380やRadeon R9 390搭載製品も試すべきだが、調整することができなかった。

また、機材はいずれもオーバークロック仕様のため、テストに当たって、リファレンス程度までクロックを調整することも考えたが、現在の市場環境ではオーバークロックモデルがほとんどなので、そのままの状態とした。下の表がテスト環境をまとめたものである。

■今回のテスト環境
GPU Radeon R9 380X GeForce GTX 970 GeForce GTX 960
グラフィックスカード STRIX-R9380X-OC4G-GAMING GTX960-MOC-2GD5 GTX970-DCMOC-4GD5
GPUドライバ Catalyst 15.11.1Beta GeForce 358.91 Driver
CPU Intel Core i7-4770K
M/B ASUS Z97-DELUXE(Intel Z97 Express)
RAM Kingston KHX14400D3K2 4GB×2枚
Storage Samsung SSD 840 250GB
Power ANTEC TruePower Quattro 1000W 80 PLUS
OS Windows 8.1 Pro 64bit