私たちの結婚相談所へ来所される方の中には、「異性と話をするのが苦手だ」という悩みをお持ちの人がいます。恋愛相談に来所される方の中にも同様の悩みを持っている人がいます。

恋愛はもちろん、婚活においても、話題を転がしながら相手と上手にコミュニケーションを取ることはとても重要です。そこで今回は、婚活初心者が初対面の異性と上手にコミュニケーションを取れるような、おすすめの話題を3つ挙げてみたいと思います。

1.最近楽しく思えたこと

最近あなたが体験した「楽しかったこと」を話題にしましょう。あなたが話し出せば、相手も自分のそれについて話してくれます。相手はあなたの話の中から、あなたが何をすると楽しいと思うのか、どんなことに価値観を覚えるのかなどを判断することでしょう。

これは逆の場合でもしかりで、相手が楽しく思えたことを聞くことによって、その人の「人となり」や、どんなことに興味を持っている人なのかを推理するための材料となります。

2.好きな食べ物のこと

どんな食べ物が好きなのか、何が食べたいのかなどを話題にしてみましょう。例えば、ネットニュースやテレビ番組などで紹介される有名店の料理やスイーツ、コーヒーや紅茶、ファストフードやラーメン、お酒の話でも大丈夫です。

これらを話題にすれば、お互いの嗜好を知ることができます。もし相手があなたの話に興味を示してさらに話が広がるようならチャンス。「今度一緒に行ってみませんか?」とデートに誘う口実も作れます。

3.出身地(故郷)のこと

お互いが自分の出身地や故郷の話をすることで、親近感を高めることができます。もしも、同郷であったり、同じ地方の出身であったりするなら、なおさら親近感が増します。遠く離れた地域の出身であるなら、お互いの地域の特色や独特の風習などを話題にしても良いでしょう。

これらの話をすることで、お互いが育って来た環境が分かるようになり、共感できる部分があったとすれば、あなたと相手との心の距離は一気に縮まることになります。

人は、話を聞いてもらった相手に対して親近感を持ちます。途切れなく会話を続けることも必要ですが、それ以上に「聞き上手になること」が最も重要になります。あなたが話題を振り、最初に自分をさらけ出すことで、相手の心のガードが下がります。

仮に、話が得意であるからといって、一方的にしゃべったり、相手の話を遮ってまで自分の話をしたりするのはダメです。この行為は異性であれ同性であれ、嫌われこそすれ、親近感は生まれません。

執筆者プロフィール : 坂田 陽子(さかた ようこ)

福岡県生まれ。20代の半ばから恋愛問題や夫婦問題に関するカウンセリングを開始する。寄せられる相談件数は年間1万件以上にも上る。多くの案件を解決した経験から独自の恋愛論を展開し、各メディアで人気に。これらの経験を活かし、結婚相談所「ブライダルジャパン」と、出逢いのための社会人サークル「東京アクティビティ」を手掛ける。最近では、後進育成のための「恋愛アナリスト・婚活アナリスト実践養成講座」も主宰している。

坂田陽子の結婚相談所「ブライダルジャパン」

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