ベンチマーク結果を見ても、悪くはない結果が出ている。Windowsシステム評価ツールの結果(Windowsエクスペリエンスインデックス)ではグラフィックス関連のスコアが低いものの、CPUのスコアは「5.9」でストレージは「7.15」と格安タブレットとしては上々の結果だ。メモリのスコアが「5.5」とやや低めなのは、容量が2GBしか搭載されていないためだと思われる。

Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT.exe)

CpuScore(プロセッサ) 5.9
MemoryScore(メモリ) 5.5
GraphicsScore(グラフィックス) 4.1
GamingScore(ゲーム用グラフィックス) 4
DiskScore(プライマリハードディスク)ク 7.15

試用機の「Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)」の結果

CPU性能を計測する「CINEBENCH R11.5」では、「CPU」のスコアが「1.08pts」とさすがに低めの結果が出ている。だがストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」ではシーケンシャルリードで147.4MB/秒、シーケンシャルライトで125.4MB/秒と、一般的なeMMCよりも優れた結果となった。また4Kのランダムアクセスも一般的なeMMCより速いことから、このストレージ性能が、"意外と早い"と感じたWindows 8.1の体感速度に影響を及ぼしているのかもしれない。

試用機の「CINEBENCH R11.5」ベンチマーク結果

「CrystalDiskMark」の結果

「3DMark」を試してみたところ、3D性能はさすがに低い結果となった。そもそもAtom Z3735F内蔵のIntel HD Graphicsはゲームのプレイを想定されたグラフィックス機能ではないため、この結果は仕方がないだろう。3Dゲームのプレイは難しいが、2D描画主体のブラウザゲーム程度なら遊べる、といった水準だ。

「3DMark」ベンチマーク結果