独特の外観を写真でチェック
あらためてYoga Tablet 2-1051Fの外観を振り返ってみよう。まず液晶ディスプレイは、サイズが10.1型ワイドで、解像度は1,920×1,200ドットとなる。パネル駆動方式はIPSで、視野角が広く、浅い角度や斜めから見ても色みの変化が少ない。視野角が広いことで、複数人で画面を覗きこむような場合でも写真や文字を認識しやすいのだが、反面、光沢コートなので映り込みや指紋が気になる。
液晶天板は、ラバーコートされており、グリップ感がよい。ただし、バッテリーシリンダー部分は金属質感のままだ。感触的には滑りやすいが、先述のとおり太さがあるので、しっかりとグリップすることはできる。
本体サイズは、W255xD183xH3~7.2mm。ただしバッテリーシリンダー部分の厚みは先述のとおり20mmあるので、最大20mmと考えるのがよいだろう。左側面には、ボリュームボタンとmicroUSB端子、バッテリーシリンダー部分には電源ボタンを備える。そして右側面には、microHDMI出力端子と、バッテリーシリンダー部分にマイク/ヘッドフォン兼用端子を備えている。
液晶天板のちょうどスタンド収納部分にあたる位置にはゴム製のフタがあり、これを開くとmicroSDカードスロットが現れる。
カメラ機能は、外側が800万画素、内側が160万画素となる。外側はバッテリーシリンダー部分にあるため、少々使い方に制約が出る。具体的には、本体を左手でホールドしないと、カメラが下に来てしまうのだ。内側のカメラはスタンド状態でベゼル左側の中段に来る。左手でホールドした際に上になる位置だ。
ほか、スピーカーはバッテリーシリンダー部分の左右にあり、もちろんステレオ再生に対応している。また、WolfsonのマスターHi-Fiチップを搭載し、ソフトウェア側ではDolbyにも対応している。
インターフェースは以上のとおりシンプルだ。ある程度の径があるバッテリーシリンダー部分をもう少し活用すれば、何かもうひとつ有効なインターフェースを追加できそうだが、次のモデルではそうした点の改良を望みたい。
重量は公称629g、実測では10g重い639gだった。10型タブレットとして比較すると、極端に重いわけではないが、やや重めな部類に入るだろう。
また、Yoga Tablet 2-1051FにはBluetoothキーボードカバーが付属する。いわゆるキーボードカバーであるが、ストロークはそれなりに確保されている。10.1型に合わせたサイズなのでキーピッチは詰まっているが、レイアウトは標準的。F1~F12キーはFnキーと組み合わせて利用する。
また、キーボード側のバッテリーはキーボード専用であるため、本体側の補助バッテリーとしての機能はない。とはいえ、Windowsタブレットではアプリケーションの都合、キーボード操作したいシーンも多いだろう。そのような時にさっと入力でき、収納時はカバーとしてディスプレイ面を保護できる。キーボードと本体はマグネットでしっかりと合体する。本体のバッテリーシリンダー状の部分に合わせ、受け皿となる部分にも凹みが設けられており、ここのマグネットによりカチッとハマる仕組みだ。スタンド機能は本体側のものを使用する。そのため、角度調整に自由度はプラスされない。
キーボード側のインターフェースは、左側面手前にある充電用のmicroUSBと、電源ボタンのみだ。キーボード部の厚みは5mm。重量は298gとなる。本体と合わせると1kg弱といったところ。キーボード付きの10インチクラスタブレットと比較すると、重い部類に入るだろう。
ACアダプタは、AC→USB変換型で、USBポートが1基、そしてUSB A端子→microUSB変換ケーブルが2本付属する。おそらく1本が本体用、もう1本が付属のBluetoothキーボード用ということになるのだろう。ただ、だったらACアダプタ側のUSBポートを2基にしてくれればよかったと思う。もっとも、さすがに今時の家庭ではPCのUSBポートや余ったUSB充電器くらいあるだろう、ということなのかもしれない。Bluetoothキーボード側は0.5A給電で間に合うようだ。