【レポート】

演技も見た目も逸材ぞろい! 2015年の「国民的ブレイク」を目指す若手女優イレブン

木村隆志  [2015/01/02]

『アナと雪の女王』やNHK朝ドラの人気など、テレビ・映画業界では女優を軸にした作品が続々と制作されている。そして迎えた2015年、トップシーンに躍り出るのは誰なのか?

ここでは出演予定が発表されているドラマ・映画をもとに、「子どもからお年寄りまで誰もが知っている」「連ドラ主演が当たり前」の"国民的ブレイク"を目指す、という観点から11人の若手女優を挙げていく。

「ブレイクが約束された」3人

左から広瀬すず、土屋太鳳、黒木華

1人目は、現在「ゼクシィ」のCMで大量露出している広瀬すず(16歳)。大抜てきの初主演ドラマ『学校のカイダン』が1月10日にスタートするほか、堀北真希、新垣結衣らも務めた「高校サッカー応援マネージャー」として活動している。さらに6月公開の映画『海街diary』では名匠・是枝裕和監督に、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆と四姉妹役で出演。16歳らしい無垢なイメージを武器に、「親近感のある美少女」としてのブレイクは間違いない。

2人目は、4月から朝ドラ『まれ』の主演を務める土屋太鳳(19歳)。「NHKの秘蔵っ子」と言える土屋は、ドラマデビューが大河『龍馬伝』であり、朝ドラも『おひさま』『花子とアン』、その他にも『真夜中のパン屋さん』、さらに『今夜は心だけ抱いて』では47歳の母と入れ替わる難役を好演。10代ながら功労者だけに、局を挙げての全力バックアップ体制が予想される。そんな土屋の魅力は、映画『るろうに剣心』のアクションでも見せた「ガッツと努力」。朝ドラに向けて、自慢のロングヘアを40㎝も切ったのは意気込みの表れだ。

3人目は、昨年映画『小さいおうち』でベルリン国際映画祭最優秀女優賞を獲得した黒木華(24歳)。朝ドラ『花子とアン』でヒロインの妹役を演じて、全国的な知名度も上がりつつある。2015年は『幕が上がる』『ソロモンの偽証』『母と暮せば』の映画出演に加え、4月から『天皇の料理番』でついに連ドラヒロインを務める。その演技力は同世代女優の中で抜きんでている上に、女性らしさや和を感じる立ち居振る舞いも好感度の高いポイントだ。

「女優歴2年未満」で早くも主演候補に

左から優希美青、吉本実憂

4人目は、女優歴わずか2年の黒島結菜(17歳)。2013年は「NTT docomo」「ベネッセ」のCMで、2014年は『アオイホノオ』『ごめんね青春!』で着実に演技経験を積みながら、いずれも監督たちの絶賛を受けた。そして2015年は『あしたになれば。』『ストロボ・エッジ』『at Home』『ストレイヤーズ・クロニクル』と上半期だけで4本の映画出演が控えている。等身大の学生から濃厚キャラまでどんな役柄にもハマる上に、プライベートでは大学生活もはじまるだけに、ますます天性の表現力に磨きがかかりそうだ。

5人目は、『あまちゃん』でのアイドル演技が記憶に新しい優希美青(15歳)。昨年は3本の映画に出演して着実に経験を重ねた。2015年は2月から朝ドラ『マッサン』で主人公夫妻の養女を演じるほか、主演『でーれーガールズ』と『暗殺教室』の映画2本に出演。事務所の先輩である石原さとみ、綾瀬はるか、深田恭子の系譜を継ぐ存在であり、上品な雰囲気は同世代の中で際立っている。あとは「どのタイミングで抜てきを受けるか?」だけだろう。

6人目は、昨年7月にドラマ『獣医さん、事件ですよ』でデビューした吉本実憂(18歳)。その後は11月に大河ドラマ『軍師官兵衛』、12月に主演映画『ゆめはるか』に出演するなど順風そのもの。2015年は映画『罪の余白』で内野聖陽を相手に悪のヒロインを演じる。「国民的美少女」グランプリを獲得した清楚さは、王道のヒロインを演じられるそれ。さらにバラエティ番組ではコメディセンスも見せるなど、その可能性は大きく広がっている。

すでに「大人女優扱い」の実力派

左から杉咲花、清水富美加、門脇麦

7人目は、「味の素Cook Do」「KDDI au」のCMでおなじみの杉咲花(17歳)。昨年はドラマ『なぞの転校生』『MOZU』の好演で、早くも演技派のイメージを確立。さらに、第3のヒロインを務めた映画『思い出のマーニー』でも話題を集めた。2015年はドラマ『学校のカイダン』、映画『繕い裁つ人』『愛を積むひと』への出演が決定。凛々しさと弱々しさ、無垢と変人を難なく演じ分けられるだけに、いつ朝ドラのヒロインに抜てきされても驚かない。

8人目は、ハジけるような笑顔が魅力の清水富美加(20歳)。昨年は4本の連ドラで経験を積み、年末には4夜連続ドラマ『恋の合宿免許っ!』で主演も務めるなど、まさにブレイク待ったなし。2015年は鉄拳原作の『振り子』、北野武監督の『龍三と七人の子分たち』の映画に加え、4月から朝ドラ『まれ』にも出演。大物演出家ウケする天性の明るさで、コメディエンヌとしての期待値は大きい。「幅広い年齢から愛される」資質はすでに備わっている。

9人目は、東京ガスのCMでバレリーナを演じていた門脇麦(22歳)。昨年は映画『愛の渦』でのヌード演技で話題になったあと、映画『シャンティ デイズ365日、幸せな呼吸』、ドラマ『セーラー服と宇宙人』で主演を務めるなど、一気にステップアップを果たした。業界での評価は高いだけに、次なる一手は「全国区の人気」だが、4月から朝ドラ『まれ』に出演。「寡黙な少女」や「マイペースな今ドキの学生」を演じさせたら、彼女の右に出る者はいない。

武器はアクションと制服の着こなし

左から清野菜名、葵わかな

10人目は、身体能力の高い清野菜名(20歳)。12月までドラマ『素敵な選TAXI』で元レディース総長のウェイトレスを演じていたほか、『TOKYO TRIBE』のヒロインをはじめ6本もの映画出演でグングン成長。2015年はドラマ『ウロボロス』、映画『進撃の巨人』『忍者 虎影』の話題作に出演する。清野の魅力は、殺陣やボクシング、バク転などのアクロバットをこなすアクション。今後は時代劇や刑事ドラマでもスケールの大きい演技を見せてくれるだろう。

最後の11人目は、アイドルユニット「乙女新党」を卒業した葵わかな(16歳)。昨年ドラマ『天誅』で泉ピン子の孫を演じたほかゲスト出演を重ね、2015年はいよいよ女優業を本格化。『くちびるに歌を』『暗殺教室』『罪の余白』の映画3本と、ドラマ『翳りゆく夏』への出演、さらにFMドラマ『予言村の転校生』の主演が決定している。制服が似合う正統派美少女だが、学園モノでも生徒役の中で決して埋没しない存在感は、スターの予感たっぷりだ。


その他のブレイク候補としては、E-girlsの女優担当で初の主演映画が控える石井杏奈(16歳)、ドラマ『怪奇恋愛作戦』で仲村トオルの恋人役を演じる今野鮎莉(17歳)、『ワンダフルワールドエンド』『サムライフ』『世界の終わりのいずこねこ』と3本の映画出演を控える蒼波純(13歳)、ドラマ『〇〇妻』に出演するセクシーシンガーのSharo(非公表)を挙げておきたい。

彼女たちは年齢も魅力もバラバラだが、その原石感と可能性は計り知れない。2015年、"国民的女優"へ登り詰めるのは誰なのか? あるいは、その一歩手前まで迫るのは誰なのか? 彼女たちの変わりゆく表情や一挙手一投足など、成長する姿を追いかけてみてほしい。

■木村隆志
コラムニスト、テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴する重度のウォッチャー。雑誌やウェブにコラムを提供するほか、取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもある。著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。

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