HD Tune Pro 5.50

HD Tuneのベンチマークは、基本的にHDDの際にディスクの外周~内周での転送速度やアクセス速度を測るものなので、HDDのように右肩下がりではなく、SSDの場合はほぼフラットなグラフになる。その上で、特徴的なポイントがあるとすれば、やはりここでもPX-256M6Sの方がPX-G256M6eよりも安定したラインであるところだろう。

PX-256M6Sのリード時

PX-256M6Sのライト時

PX-G256M6eのリード時

PX-G256M6eのライト時

速度のPX-G256M6eか、コスパと安定感のPX-256M6S

このように、PCI Express接続のM.2 SSDとSATA 3.0接続のSSDとの間に大きな差がある。M.2スロットのあるマザーボード持っていて、さらなる転送速度を求めるならば、M.2のPX-G256M6eが魅力的だ。一方で、速度よりも安定性やコストパフォーマンスをとるならば、SATA 3.0のPX-256M6Sも、まだまだ現役で活躍できる製品だ。

SATA 3.0接続のPlextor製SSDに関しては、M6Sの上位モデルとなるM6 PROシリーズもリリースされた。ただし、同じ容量で見ると、実売価格はM6e>M6 PRO>M6Sとなるようで、M6eはプレミアムモデルと捉えることができる。

もちろん、M6 PROにも、他のシリーズにはない1TBモデルという究極の存在もあるため、シリーズごとに速度、容量ラインナップ、コストパフォーマンスといった具合で、それぞれにシリーズ固有の魅力が備わっている。こうしたポイントを押さえつつ、PCに最適なSSDを選ぼう。