【レポート】

赤ちゃんと一緒の海外旅行、思い切って行ってよかった!(前編)

 

夫も私も大の旅好き。結婚してからは国内外問わず、各地を旅してきた。でも、妊娠してから状況は一変。"マタ旅"などといって、安定期に入ってからの旅行を提案する記事も見かけるが、急変時を考えると怖くて行けなかった。出産後もしばらくはおとなしくしていたのだが、生後5カ月の時にやむを得ない用事で飛行機を使っての子連れ帰省をした。

世界約80カ所にリゾートを展開する「クラブメッド」。写真はタイにある「クラブメッド・プーケット」

子供は機内でもおとなしくしており、「あれっ、結構いけるかも……」と感じた。かれこれ1年ほど旅を我慢していた私たち夫婦は、海外旅行の計画を立て始めた。しかし、乳児を連れての海外。やはり不安も大きかった。そんな時に背中を押してくれたのが「クラブメッド」だった。

フランス発のリゾート企業であるクラブメッドは、北海道と沖縄を含む世界約80カ所にリゾートを展開している。その大きな特徴としてオールインクルーシブを思い浮かべる人が多いだろう。旅行代金に往復のフライト代や宿泊代はもちろん、滞在中の食事やアルコールを含むドリンク、スポーツアクティビティやレッスンといった費用がすべて含まれる(一部のアルコールやオプショナルツアーは除く)。つまり、現地ではお財布いらずというわけだ。

さらには、G.Oの存在も特徴的。クラブメッドで働くスタッフは「G.O」(ジェントルオーガナイザーの略で「ジーオー」)と呼ばれ、世界16カ国以上の国籍の人員で構成されているので、たとえ日本国内の施設であってもインターナショナル。日本にいながらにして海外のような雰囲気も楽しめるし、逆に、日本人が多く訪れる海外のクラブメッドには日本人G.Oもいるのでがいるので安心というわけだ。

プーケットやバリ、ビンタン(インドネシア)、チェラティンビーチ(マレーシア)、カニフィノール(モルディブ)といった海外のクラブメッドも、日本人が多く訪れるリゾートには日本人G.Oが常駐している

生後4カ月から預かってくれる「ベビークラブ」

生後4カ月以降の赤ちゃんを預かってくれる「ベビークラブ」。アジア圏ではタイ・プーケットとマレーシア・チェラティンビーチ、中国・桂林のクラブメッドにある

しかし今回、私たち夫婦が注目したのは「ベビークラブ」だった。クラブメッドの施設内に、乳児の託児ルームがあるのだ。しかも、生後4カ月から受け入れ可能。こんな低月齢の乳児を預かってくれるリゾートって珍しい。しかも、ベビークラブには特別なトレーニングを積んだ専任のG.Oがいるので、安心して預けられるのだ。

育休を半年ほどで切り上げ、早期に職場復帰した私は、仕事と育児の両立で正直精根尽き果てていた。ちょっとだけでいい、ちょっとだけ旅先で子供を預けて、夫婦の時間を持ちたい。そんな気持ちもあって、渡航先を選んだ。クラブメッドでベビークラブ併設の施設は、フランス、イタリア、メキシコやマレーシアにもあるが、移動距離を考えて、タイ・プーケットに決めた。

かかりつけ医にしっかりと相談をし、出発前日に旅の許可ももらった。必要なベビーグッズもスーツケースに詰め込んだ(夫婦2人の旅に比べると荷物は倍だけど)。出発当日、タイ国際航空にて成田からバンコク経由でプーケットへと向かった。機材トラブルやら強風の影響で成田発が2時間も遅れ、プーケットには予定時刻を大幅に遅れての到着となった。予定では送迎スタッフが空港にいるはずなのだが、「海外だし、ひょっとしたらいないかも……」。そんな不安を抱えながらゲートを出ると、いた! ちゃんといた!! クラブメッドのボードを持ったスタッフがちゃんと待っていました。よかった、ホッとした……。

そして専用車に乗り込み、1時間。やっと着きましたよ、クラブメッド・プーケットに! 色々と施設を見て回りたかったが、既に21時を過ぎており、子供は爆睡。とりあえず初日は軽食をとって床についた。

実際にベビークラブに預けてみると……

2日目の朝。子供は移動中も到着後もよく寝てくれ、朝から元気いっぱいの様子。朝食をとるために3人でレストランに行くと、子供連れの多いこと! 通りかかったベビーカーからは、とっても細い足がチラリ。びっくりして「何か月? 」と聞くと、フランス人ママは「生後2カ月よ」。すごい、生後2カ月でフランスからタイへ旅行ですか。驚く私にそのママは、「私の友人も生後3か月の子供を連れてきてるのよ」と続けた。確かに、レストラン内を見渡すと、ベビーカーだらけ。いやぁ、なかなか日本ではこういう光景見ないよね。

朝食、昼食、夕食がビュッフェ形式で楽しめるメインダイニング。赤ちゃん連れもたくさんいたので、ホッとした

2日目朝、メインダイニングでの朝食で1日をスタート。ベビーチェアを使ってレストランデビュー

朝食後は、私たち夫婦が最も気になっていたベビークラブに向かった。まずは、カルテに子供の情報を記入。睡眠時間やミルクの量、回数、体調など、かなり詳細に書く必要がある。さらには、看護師の資格を持つG.Oから追加質問もされる。室内に入ると、とても清潔でありながら、かわいらしいデザインになっていて、玩具も多数用意されている。その日は、他に4人の赤ちゃんがベビークラブに来ていて、3人のG.Oがお世話を担当していた。環境面も人員配置も申し分ない。これなら安心して預けられると納得し、我が子の保育をお願いした。ちなみにベビークラブは、9時~17時まで対応してくれるので、朝食後預かってもらい、夕食は再び家族で一緒に、という流れになる。

ベビークラブに子供を預けるのは正直、ちょっと不安だった。でも、専属のG.Oが目を離さずずっと見てくれているとわかり、安心して預けることができた

特別なプログラムを受けた専属G.Oが配置されている「ベビークラブ」。定員があるので、早めに申し込んだほうがいい

夫とリゾート内を散策しながら、「正直、ちょっとうれしいね」と話した。共働きの我が家にとって、子供との時間はもちろん貴重だ。旅行中も、いろんな景色を一緒に見たい。でも、でも、自分の時間もちょっとだけほしい。それってそんなにいけないことなんだろうか。

今回の滞在で夫婦2人の時間が取れ、今後の育児方針や家事・育児の分担法、自分たちのキャリアプランなどについて、非常に濃い話し合いをすることができた。自宅で話すとどうしても感情的になったりもするのだけど、そこはやっぱりリゾートパワー。プーケットの海を眺めながら、南国の空気に包まれ、互いにゆったりとした気持ちで話し合いができたのはよかった。

そして、17時。ベビークラブに迎えに行くと……「キャハハハハハ!!! 」という我が子の笑い声が聞こえた。その瞬間、私も夫と顔を見合わせて笑った。G.Oや他の赤ちゃんととても楽しそうに遊んでいて、子供自身も有意義な時間を過ごしていたようだ。(後編へ続く)

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