今回試した新型iMacに搭載されているCPUは3.2GHzの第4世代のクアッドコアCore i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)だ。前モデルはCPUの動作周波数が2.9GHz(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)だったので、一見それほど大きなスペックアップではないように感じられる。

そこで、ベンチマークソフト「Geekbench」を使って新型iMacのパフォーマンスを計測してみることにした。まず、Geekbench 2 (64bit)で前モデルと比較してみたところ、総合スコアは約1割ほど高い結果になった。とくにInteger(整数演算)とFloating Point(浮動小数点演算)の数値が伸びており、新しい世代のCPUを採用した効果がはっきりと現れている。

Geekbench 2 (64bit)によるベンチマーク
機種 iMac(Late 2012) iMac(Late 2013)
Integer 8590 10360
Floating Point 14050 15284
Memory 7290 7371
Stream 8508 7875
Geekbench Score 10232 11237

次に、最新のGeekbench 3 (64bit)で新型iMacを計測してみたところ、次のようになった。

Geekbench 3 (64bit)によるベンチマーク
機種 iMac(Late 2013)
Single-Core Score 3530
Multi-Core Score 11271

これは、CTOオプションで最速CPU(3.4GHzの第3世代クアッドコアCore i7プロセッサ)を選択した昨年度モデルに近い数値。つまり、1年前の最速モデルに迫る性能がエントリーモデルの価格で手に入るということになる。コストパフォーマンスは非常に高いと言えるだろう。

アクティビティモニタでCPUの動作状況を見たところ。クアッドコアのCore i5プロセッサを搭載しているため、スレッド数も4つに分かれている

Geekbench 2によるベンチマーク結果。Geekbench Scoreは、11237という数値になった

Geekbench 3によるベンチマーク結果。シングルコアのスコアが3530、マルチコアのスコアが11271となった