"Richland"を搭載したゲーミングノート
ゲーミングノート「GX70」「GX60」は、AMDが2013年3月13日に発表したモバイル向けの最新APU「A10-5750M」(開発コード:Richland)を搭載して性能の向上が図られた。
「Richland」では、バッテリ寿命を改善しながら、CPUとグラフィックスの性能を向上。前世代AMD AシリーズAPU(開発コード:Trinity)と比較して22%~40%のビジュアルパフォーマンスが向上するとしている。統合GPUはRadeon HD 8xxx系にバージョンアップ。MSIが行ったベンチマークテストでも従来モデルと比較して、スコアが伸びている。
このほか、「Killer Lan」や「Cooler Boost」といった機能も引き続き搭載する。
会場では3画面のマルチディスプレイによる展示も行われており、展示機の主な仕様は「GX70」がAMD A10-5750M/Radeon HD 8970M/64GB SSD×2(RAID 0)+750GB/17.3型フルHD(1,920×1,080ドット)。「GX60」がAMD A10-5750M/Radeon HD 7970M/64GB SSD×2(RAID 0)+750GB/17.3型フルHD(1,920×1,080ドット)。
マルチメディアノートブック「CX61」
15.6型ディスプレイ搭載のマルチメディアノート「CX61」は、グラフィックスに最新のNVIDIA GeForce GT 730Mを搭載し、従来のGeForce GT 640Mより7%ほどパフォーマンスが向上するという。
MSI独自の「Rock-solid」キーボードのほか、サウンドにSRS PC TruSurround XTテクノロジーを採用する。
また、HDMIやUSB 3.0、720pのWebカメラをはじめとした豊富なインタフェース、バッテリ寿命を向上させる「ターボバッテリー」などの機能を備えている。
Intel Core i5-3230M(2.6GHz)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GT 730M 2GB、ストレージが1TB HDDといった仕様のデモ機が会場に展示されていた。
U270DX
「U270DX」はMSIが"ポスト・ネットブック"として送り出すコンパクトノート。従来のネットブックの場合、ディスプレイは10.1型、ストレージも小型のHDDが多かったが、U270DXでは、ディスプレイは11.6型、ストレージも大容量化やオプションでmSATA SSDの増設と基本的なスペックが大きく向上している。
また、USB 3.0やBluetooth 4.0などインタフェース面でも強化を図ることにより、従来のネットブックよりも使いやすい製品となっている。
展示機の主な仕様は、APUが AMD C70、ストレージが500GB HDD、11.6型HD(1,366×768ドット)ディスプレイ。インタフェースでは、HDMI、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Webカメラ(720p)などを搭載する。
発売済みの製品もお披露目
会場では、タッチ対応の13.3型薄型ノート「MSI S30」や7型Androidタブレット「Enjoy 7.1」など、すでに販売を開始している製品の展示も行われた。各製品の詳細については、発表時のニュース記事を参照されたい。
■ニュース記事はこちら
MSI、タッチ操作対応のトラックパッドを搭載したスリムノートPC
■ニュース記事はこちら
MSI、軽量299gで厚さ8.9mmの7型タブレット「Enjoy 71」 - 15,800円で提供